5人のプロに聞いた!一生モノの学ぶ技術・働く技術
5人のプロに聞いた!一生モノの学ぶ技術・働く技術
5人のプロに聞いた!一生モノの学ぶ技術・働く技術
阿部正浩・前川孝雄
有斐閣 平成29年10月20日初版第1刷発行
企画趣旨は、研究や仕事を進める大学生や社会人向けの本として。
必要な基礎的技術を学ぶために、その道のプロに話を聞いたというものですが。
インタビューの相手に山根一眞氏が入っていたので購入。
私世代だと、インタビュー・取材・メモで一世を風靡した人ですから。
で、期待に違わず、秘密兵器がちゃんと出てきます。
ツールとしてのインタビューカルテと人生年表は、なるほど。
特に人生年表は、今後参考にして同じようなものを作ってみようと思いました。
なるほど、その人の考え方が形成されたバックグランドが分かるのだ。
インタビューカルテは、そのものより、むしろ質問を選ぶ際の思想が大事ですね。
たぶん、誰しも、カルテというツール面に目が行きますが。
直近24時間にあったことや、身の回りであったことから聞くことで。
その人の生活や価値観を認識できるし、それが最も効率的なのだと。
更に、子供時代に祖父母や両親知人から学んだこと、育てられ方の影響大だと。
だから、おじいさんの話から聞くようにしていると。
他に、東大生のノートの取り方本で有名な太田あや氏も登場。
一杯集めて、傾向を探った人の話だけに、仕方ないのですが。
ちょっと違和感ある話が多かったですね。
個人的には、その人にあったやり方を自分が見つけることが一番大事かと。
なんか、この手の話は、枝葉末節になりやすいので。
多くの人には、有害無益じゃないかな、失礼ながら。
あと、購入時には気づかなかったのですが。
UPQの中澤優子氏も登場していましたが、これにはビックリ。
いろいろ興味深い話多かったですが。
一番なるほどは、就活面接の話。
この方、大学2年生の時に、3年生のふりして、1年間就活したのだと。
そして、他の人がどのように何を語っているのか、観察していたのですね。
その上で、他の人と違う、インパクトを与えることが重要だとの結論に至ったと。
それが、今のプレゼン手法の基礎になっているのでしょうね。
で、このアプローチは、前倒しで準備期間をしっかりとれるので。
非常に合理的な手法だと、個人的には思います。
というのも、実は、私自身の話で恐縮ですが。
高3になる前に、大学受験模試受けていました。
私は、自分の能力の特性として、理解に時間が他の人よりかなり掛かると。
その点、かなり以前から認識していたので、準備期間が必要だなと。
結果的に、これは非常に有効でした。
「この距離を、残り期間で詰めないとダメなんだ」が実感できますので。
脱線してしまいましたが、お勧めです。
ただ、編者の話部分は、あんまり面白くないので、スルー前提ですけど。
| 固定リンク
「学問・資格」カテゴリの記事
- 「失敗の本質」の野中郁次郎さん死去、89歳…一橋大名誉教授の経営学者_読売新聞(2025.01.27)
- 「この論文は噴飯物に近い内容だと思います」宮坂昌之大阪大学名誉教授(2025.01.27)
- 「うるせえ乗せろ」医師の男が羽田空港でANA女性職員を殴ってケガさせた疑いで逮捕「殴っていません」容疑否認 警視庁_FNNプライムオンライン(2025.01.16)
- 神戸大名誉教授の加護野忠男さん死去 「正論」メンバーで「日本型経営」など企業研究_産経新聞(2025.01.10)
- 未熟なまま「美容医」になる若者たち--そのしわ寄せが国民に?_毎日新聞(2024.11.11)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 3月からファミマとローソン計1万店で雑誌販売終了 書店ない地域で〝難民〟発生か_産経新聞(2025.02.13)
- ページ切り取りやぬれた本、図書館であえて展示…増加しているのは付箋を貼ったままの返却_読売新聞(2025.02.07)
- 「失敗の本質」の野中郁次郎さん死去、89歳…一橋大名誉教授の経営学者_読売新聞(2025.01.27)
- 伊丹敬之先生は井尻教授と接点があった_企業会計(2024.11.30)
- 大昔にある税務雑誌の購読を止めた件(2024.10.07)
「学校教育」カテゴリの記事
- 親が知るべき中学受験の真実(じゅそうけん)_PIVOT 公式チャンネル(2025.01.31)
- 放課後デイ利用の中1溺死事故 業過致死罪の支援管理責任者に有罪判決、大阪地裁_産経新聞(2024.12.26)
- 「学校だより」でイラストを無断使用、賠償金17万6000円は教員が全額負担_読売新聞(2024.12.04)
- 小学校教諭7割強が辞退 採用試験合格者280人中204人 高知県教委_高知新聞社(2024.11.01)
- 顧問教諭に「ポンコツ」と言われ背面跳び、脳挫傷負いてんかんの後遺症…3145万円の支払い命令_読売新聞(2024.10.01)
コメント