AIの時代は「裸頭知力」より「矯正知力」が重要(高橋政代)
AIの時代は「裸頭知力」より「矯正知力」が重要(高橋政代)
産経新聞平成30年1月5日金曜日朝刊より。
「新春対談 新時代の若者たちへ」
佐々木蔵之介(俳優)×高橋政代(理化学研究所プロジェクトリーダー)
高橋氏の発言で、参考になることが幾つかありましたが、一番はこれでした。
△
高橋 (略) これから10年で世界は大きく変わる。今までのルールを守っていたら世界から取り残されてしまいます。
(略)
高橋 AI時代はまさに、それです。苦手なものをやりなさい、ではダメなんです。教育を変えないと。私、「矯正知力」という言葉も流行らせようとしています。目には矯正視力と裸眼視力がある。眼科医は矯正視力を重視します。裸眼視力はあまり意味がないから。ところが今、学校教育では、「裸頭」(らあたま)を測っていますよね。例えば、電卓を持ち込んだらだめとか、記憶力をテストしたりとか。だけどAI時代になると「矯正知力」が重要です。それは得意なことを伸ばす、ということと同じ意味です。
▽
100均で電卓を買える時代なのですから。
従来の教育方法と同じではダメだとは、個人的にも主張していましたが。
AIやPCでブーストされた状態が、自分の能力だと言って良いのですね。
ブーストされているからインチキだ、なんて思わなくて良い。
なんか罪悪感みたいなものが、まだ自分でも払底できずにいました。
これを読んで、もう当たり前だと思えば良いのだなと思えました。
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