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2018/01/06

情報をみるとき、白か黒かで見たらあかん、グレーで見なさい(高橋政代)

情報をみるとき、白か黒かで見たらあかん、グレーで見なさい(高橋政代)

 産経新聞平成30年1月5日金曜日朝刊より。

「新春対談 新時代の若者たちへ」
 佐々木蔵之介(俳優)×高橋政代(理化学研究所プロジェクトリーダー)

 これもメモしておきたい言葉でした。


高橋 (略)

 ラボのメンバーに常々言っていいるのは、論文とかさまざまな情報をみるとき、白か黒かで見たらあかん、グレーで見なさいということ。

 (略)

高橋 例えば「ネイチャー」に掲載された論文は正しいと思われるけど、そんなことはないんです。正しい部分もあれば間違った部分もある、そう思って読むんです。科学では100%とは絶対、言えない。常にいろんな可能性をを考えて疑う。だから、白か黒かではなくグレーの濃淡で情報を重ねていきなさいと教えています。そうすると、あるとき白くぬけるときとか、真っ黒になるときがある。見えたと思う瞬間です。

 先入観を持ちすぎないことが大事。
 常に、一定程度の合理的な猜疑心を持て、ということですね。

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