年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その2
年をとるほど賢くなる「脳」の習慣 その2
年をとるほど賢くなる「脳」の習慣
バーバラ・ストローチ
浅野義輝(訳)
池谷裕二(監修・解説)
日本実業出版社 2017年12月10日初版発行
続きです。
ということで、中年脳は熟成であり、基本良いことだと。
では、何故名前をド忘れするのか(舌先現象(tip on the tongue))。
問題は蓄えることではなく、引き出すことにあるのだと。
脳内で単語を蓄積・整理される態様に原因があるとする。
単語の音と単語の概念という2つの情報は脳の別領域にある。
情報が別々の領域にあるので、繋がりが元々弱い。
使わなかったり、経年で結びつきで繋がりは弱まっていく。
これは、使わなかった、走るための筋肉と同じことだ。
面白いのは、音の一部が含まれるヒントを出した際に。
若い脳では、一般的には思い出す可能性は向上しないのに。
中年や老年では向上して、舌先現象から抜け出せる。
意識してないヒントでふと思い出すポップアップ現象も中高年で生じる。
これを踏まえて、予め心づもりすればよい。
パーティに行く前に、参加予定者の一覧表を作ったり。
知り合いで名前を忘れた人に会ったら、アルファベットに頼る。
名前のヒントに辿り着くまで、一文字ずつ思い浮かべていく。
更に、Googleで、その人に関するキーワードを入力する。
こういう補助手段を踏まえれば、気に病む必要はないのだと。
続きます。
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