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2018/02/21

農協監査に冷や水か JA秋田の問題はどう影響するのか

農協監査に冷や水か JA秋田の問題はどう影響するのか

 これまでの農協監査士監査の責任はどうなる。
 2019年からの会計士監査はどうなる。

 秋田の問題だけで、本当に済むのか。


コメの販売優先、会計後回し 56億円赤字のJA 秋田
石川春菜、金井信義 山村哲史
朝日新聞 2018年2月20日20時59分

 全国の農協改革の「モデル」とみられてきたJA秋田おばこ(本店・秋田県大仙市)の失敗が波紋を呼んでいる。国による米の生産調整(減反)が昨年で終わり、農協の経営能力がより重要になる中、力を入れてきた卸会社などへの直接販売で約56億円の累積赤字を抱えた。販売拡大を優先し、適正な会計処理が後回しにされていた。

 (略)

 巨額の累積赤字は、JA全農あきたを通さず、卸会社などに米を直接売る「直接販売」という取引で生じた。生産農家に「概算金」と呼ぶ仮払金を支払って米を預かり、その年のすべての米を売り切った後で精算する。販売代金の総額が仮払金や経費の総額を上回れば、おばこが農家に追加で支払う。逆に下回れば、農家から返してもらう。JAグループの米販売で広く採用されている仕組みだ。複数年にわたる収支をひとまとめにして精算し、JA本体の会計とは別に「共同計算会計」と呼ばれている。

 2004年に始まったおばこの直接販売は年々拡大。当初は取扱量の6%だったが、ピークの12年には86%に。直接販売により産地のブランド力で高く売れれば、農家の収入を増やせるが、販売が振るわずに概算金が割高となり、農家から返金してもらうべき精算額が増えた。

 さらに事務量が増えたのに電算システムが導入されず、職員数人の手作業では会計処理が追いつかなくなって、収支が把握できなくなった。その結果、正しく精算されず、累積赤字が膨らんだとみられる。

 (略)

https://www.asahi.com/articles/ASL2J64MVL2JUBUB00J.html

 私のイメージでは、農協はバブル崩壊時から財政メタメタで。
 住専問題の本質は、農協問題だというのが私の認識。

 なのに最近JAバンクなんて能天気なCMやってたりして。
 金融機関のきの字でも基礎があるのか、内心ふざけるなと思っていたので。

 怒られるかもしれませんが、それみたことか状態だと思ってしまう。
 何も反省がないのだから、こうなるのなんて当たり前。

 と、私は思っているのですが、それで正しいのかどうか。
 今度、秋田の佐藤増彦大先生に聞いてみよっと。

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