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2018/02/22

自分の頭のインフルエンザの「常識」は書き直しが必要

自分の頭のインフルエンザの「常識」は書き直しが必要

 うーん、これって多分、全国民必読レベルなのでは。
 常識的に思っていることって、殆ど違っているような。


この冬“猛威”「隠れインフルエンザ」の正体は?
小児外科医 松永正訓
読売新聞 2018年02月20日 10時20分

 (略)

「様子見」も必要

 そもそもインフルエンザは一刻を争う病気ではありません。明らかな発熱があってから、最低でも12時間は様子を見るべきです。つまり、翌日に受診するべきなのです。夜中に慌てて夜間救急診療所に行く必要はありません。その代わり、解熱剤のアセトアミノフェンを用意することをお勧めします。薬局で手に入ります。ちなみに、小児がんも1日診断が遅れたぐらいでは助かる確率に影響はありません。

 インフルエンザは、患者さんの臨床症状(発熱や鼻水、咳せきなど)、経過、周囲の流行状況をよく聞くことから始めて、患者さんの鼻の奥から鼻水をぬぐい取ってウイルスの存在を証明する検査をし、総合的に診断します。鼻の奥にウイルスが現れてくるのが、明らかな発熱から12時間以上経過した後なのです。

 では、この検査が100%正しいかと言うと、実はそうではありません。明らかな臨床症状がありながら、検査の結果が陰性のケースが稀まれにあります。こういう時は、検査よりも臨床症状や周囲の流行状況に鑑みてインフルエンザの診断を下します。私の経験では、最も信頼性の高い診断根拠は、周囲の流行や感染者との接触歴です。毎日自宅で過ごしていて、感染者との接触もない1歳のお子さんが、突然インフルエンザになるなどということは絶対と言っていいほどありません。

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 インフルエンザは空気感染しません。広がるルートは飛沫ひまつ感染と接触感染です。咳やくしゃみが出る場合は、インフルエンザであろうとなかろうと、マスクの着用は必須です。そして、手を介してウイルスが感染しないように手洗いをくり返すことが重要です。こうしたことは、拙著『子どもの病気 常識のウソ』(中公新書ラクレ)に詳しく書きました。

 (略)

 インフルエンザ感染症で一番恐ろしいのは、主に5歳以下の小児に見られるインフルエンザ脳症です。けいれんや意識障害や異常言動を伴います。年間数百人の子どもが脳症になります。一部のお子さんは脳症で命を落としますし、脳に後遺症が残ることもあります。けいれんや意識障害は誰が見てもすぐ分かりますので、症状が出て5分が経過したら救急車を呼ぶ用意をし、10分を過ぎたら実行してください。そこまで続くことなく、数分で治まるなら、それはインフルエンザに伴う熱性けいれんである可能性が高いので、基本的に心配はありません

 脳症は、インフルエンザがだんだんこじれて発症するのではありません。ある日、いきなり脳症という形で発症するのです。従って、タミフルを飲んでいれば脳症を防げるという考え方は正しくありません。脳症の発症を少なくする方法は予防接種しかありません。今年度は打たなかったという方も、来年度は必ず打つようにしてほしいと思います。

 一方で、軽症のインフルエンザに怯おびえる必要はありません。一晩、自宅でゆっくり様子を見てください。1日たってから受診し、本当に検査が必要か主治医とじっくり話し合うことをお勧めします。

http://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/ichiran/20180215-OYT8T50002.html

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