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2018/04/24

学生のための法律ハンドブック

学生のための法律ハンドブック


学生のための法律ハンドブック
弁護士は君たちの生活を見守っている!
近江幸治・弘中淳一郎編著
成文堂 2018年3月30日初版第1刷発行

 民法専門家の早大近江教授とあの弘中弁護士が編著者。
 どういう組み合わせなのかと思いつつ、手に取りましたが。

 日常生活の中での法律上の疑問やトラブルについて。
 弁護士目線で解説と注意喚起している書籍。

 現代的な目線で諸問題を扱っているだけでなく。
 "DIRECTIONS"として、解決の方策を示しているのが特徴。

 例えば、「73 未成年にタバコを販売してしまったら?」。
 ちょっとビックリしたのですが。

「A君が、警察官の言うなりに、罪を認めてしまうと、……」

 これまでの類書では、まずあり得ない書きぶりでしょう。
 規範論ではなく、実際どうするんだ、という話ですから。

 まさに、相談者目線の徹底のリアルトークという感じ。
 で、上記の話は、

「 (略)。A君の場合は、既に警察の捜査が開始されています。警察官や検察官の取り調べに対して、A君のみの判断で応じることは危険です。防犯カメラの映像などの客観的証拠や、同僚の証言によって、争うことができるかもしれませんので、まずは、弁護士に相談し、今後の対応について助言を受けるべきです。」

に続く。

 今までの本だと、弁護士に相談しろで終わっていたでしょう。
 多少なりとも、具体性をもって書いてあるのは素晴らしい。

 それにしても、この項目セレクションはエグいですね。
 現実がそうなんだと言えば、それまでですが。

 「39 友達がパパ活をしている!」とか。
 「79 学費が足りず、風俗店での勤務を考えています」とか。

 もちろん回答・解説はまじめですが。
 項目を眺めていると、世も末感たっぷり。

 で、帯では「大学に入学したらこの1冊!」とありますが。
 個人的には、高校生くらいで読ませた方がいい気がします。

 大学生じゃ遅いんじゃないかな、なんちゃって。
 

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