「続・制度趣旨から理解する組織再編税制」を読む その5 スクイーズアウト税制の位置づけ
「続・制度趣旨から理解する組織再編税制」を読む その5 スクイーズアウト税制の位置づけ
税務弘報2018年6月号より。
○OPINION
続・制度趣旨から理解する組織再編税制
佐藤信祐(公認会計士)
続きです。
佐藤説は、スクイーズアウトで現金交付を認めた理由は。
実務の簡便化のためだった、というのですね。
しかし、それって、租税回避の弊害が防止できる。
あるいは、許容できるとの価値判断ありきでしょう。
であれば、租税回避が具体的にこうあるけれど。
その弊害はこのような理由で小さいと言わないと理由にならない。
むしろ、実務の簡便化というのは、何も言ってないと同じ。
少なくとも、これが制度趣旨だと言う人は他にいないでしょう。
ちょっと驚きです。
続きます。
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