マンション外壁トラブル急増、業者相手に訴訟も(読売新聞)
マンション外壁トラブル急増、業者相手に訴訟も(読売新聞)
難しい問題ですが、まさに情報の非対称性のジャンル。
後から問題が生じるだけに、今後は事前の説明が鍵か。
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マンション外壁トラブル急増、業者相手に訴訟も
読売新聞 2018年08月23日 09時42分
マンションの外壁が剥がれたり、ひび割れたりしてトラブルになるケースが増えている。住宅紛争を扱う団体には、2016年度に約160件の相談があり、約10年間で3・5倍に急増。コストを抑えるための工程簡略化などが原因とみられ、築年数の浅い物件で、住人が業者相手に訴訟を起こすことも多い。過去には外壁落下で死亡事故も起きており、専門家は「早めの対策が必要」と指摘する。
(略)
住宅問題に詳しい弁護士や業界団体は、トラブル急増の要因として、昔は職人がタイルを1枚ずつ貼りつけていたが、近年は工期短縮やコスト抑制のため、複数枚を事前に取り付けたものを現場で貼りつけたり、タイルをはがれにくくする工程を簡略化したりする施工会社が増えたことを挙げる。
◆施工不良か劣化か
(略)
貼り替えを余儀なくされた管理組合は「タイルを取りつけるコンクリート面の処理に手抜きがあった」と主張。施工会社は「原因は経年劣化」と争っている。
大阪府豊中市の9階建てマンションでも、築12年だった14年、外壁の4割でタイルが浮くなどし、管理組合はタイル(縦5センチ、横10センチ)15万枚を交換した。昨年3月、施工会社に約5900万円の支払いを求めて提訴。会社は「施工は適正」と反論している。
施工不良と劣化の見極めは難しい。建築部にいた高嶋卓裁判官は法律雑誌の17年9月号で、判断基準の目安を公表。建築士らと検討を重ねた結果として、築年数に応じ、施工不良が疑われる外壁の破損割合を▽施工5年超から10年以内は3%以上▽15年までは5%以上――などと示している。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20180823-OYT1T50021.html
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この判断基準、知りたいですね。
判例タイムズか。
判例タイムズ 1438号 9月号 (2017年8月25日発売)
大阪民事実務研究会
外壁タイルの瑕疵と施工者の責任
高嶋卓……48
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