どんなことが起きても“せっかく”って思え(小出義雄監督)
どんなことが起きても“せっかく”って思え(小出義雄監督)
小出義雄監督の言葉を、有森裕子さんが伝えてくれています。
△
小出さん死去 有森さん、やりとり詳報 「私の性格に合わせてくれた」
産経新聞 2019.4.24 20:22スポーツその他
(略)
--覚えている監督の言葉は
「私は本当に故障が多かった。その時、『物事には“せっかく”というのがある。物事には意味がないものはない。どんなことが起きても“せっかく”って思え』って言われたことは、監督からの一番の言葉だったと思う。ちゃんと向き合って下さる方だったし、本当に感謝しかない」
(略)
▽
並の指導者だと「"なにくそ"と思え」とか言いそうですが。
ここで、「"せっかく"と思え」と言ったのが、小出監督のセンスですよね。
故障の多かった有森さんに響かせる言葉、それが「せっかく」だったと。
恐らく、有森さんの、その後の人生の指針にもなったのでしょう。
何か悔しいことや、たまらないことがあったとしても。
「せっかく」と思えれば、また、前を向いていける。
ここで終わらせたらもったいない。
そう、選手自身に思わせる指導者がいたことが有森さんの幸福であり。
有森さんなら、まだ先に行けるという選手を見る目が、小出監督にあった。
信頼関係が育てた成功例だったのでしょう。
ただ、高橋尚子さんと小出監督との間には、後年、ズレが生じていた印象です。
今回も事務所からの談話になったのは、その辺が遠因かと勝手に想像しています。
素晴らしい師弟関係が出来たとしても、それが永遠とは限らない。
そういう事例は多々ありますね。
いや、私の場合は、弟子の立場で経験しているわけですが。
まぁ、脱線です。
私も「せっかく」と思って、前を向こうと思います。
最後に、小出監督のご冥福を心からお祈りします。
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