« そして共通テンプレートのない実務が始まった(ゼロからマスターする要件事実) | トップページ | 業務軽減の観点から経営革新等支援機関の認定証を廃止(中小企業庁) »

2019/04/26

どんなことが起きても“せっかく”って思え(小出義雄監督)

どんなことが起きても“せっかく”って思え(小出義雄監督)
 
 小出義雄監督の言葉を、有森裕子さんが伝えてくれています。
 
小出さん死去 有森さん、やりとり詳報 「私の性格に合わせてくれた」
産経新聞 2019.4.24 20:22スポーツその他
 
 (略)
 
 --覚えている監督の言葉は
 
 「私は本当に故障が多かった。その時『物事には“せっかく”というのがある。物事には意味がないものはない。どんなことが起きても“せっかく”って思えって言われたことは、監督からの一番の言葉だったと思う。ちゃんと向き合って下さる方だったし、本当に感謝しかない」
 
 (略)
 
 
 並の指導者だと「"なにくそ"と思え」とか言いそうですが。
 ここで、「"せっかく"と思え」と言ったのが、小出監督のセンスですよね。
 
 故障の多かった有森さんに響かせる言葉、それが「せっかく」だったと。
 恐らく、有森さんの、その後の人生の指針にもなったのでしょう。
 
 何か悔しいことや、たまらないことがあったとしても。
 「せっかく」と思えれば、また、前を向いていける。
 
 ここで終わらせたらもったいない。
 そう、選手自身に思わせる指導者がいたことが有森さんの幸福であり。
 
 有森さんなら、まだ先に行けるという選手を見る目が、小出監督にあった。
 信頼関係が育てた成功例だったのでしょう。
 
 ただ、高橋尚子さんと小出監督との間には、後年、ズレが生じていた印象です。
 今回も事務所からの談話になったのは、その辺が遠因かと勝手に想像しています。
 
 素晴らしい師弟関係が出来たとしても、それが永遠とは限らない。
 そういう事例は多々ありますね。
 
 いや、私の場合は、弟子の立場で経験しているわけですが。
 まぁ、脱線です。
 
 私も「せっかく」と思って、前を向こうと思います。
 最後に、小出監督のご冥福を心からお祈りします。

 

|

« そして共通テンプレートのない実務が始まった(ゼロからマスターする要件事実) | トップページ | 業務軽減の観点から経営革新等支援機関の認定証を廃止(中小企業庁) »

スポーツ」カテゴリの記事

ニュース」カテゴリの記事

お悔やみ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« そして共通テンプレートのない実務が始まった(ゼロからマスターする要件事実) | トップページ | 業務軽減の観点から経営革新等支援機関の認定証を廃止(中小企業庁) »