徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと(ちきりん )
徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと(ちきりん )
ちきりん氏の本が全て面白いわけではないと思いますが、これは買い。
私のようにリノベそのものに興味がなくても、です。
まず、ここで出てくる「共同プロジェクト」の概念がエウレカ。
リノベは、典型的な共同プロジェクトだというのですね。
等価な価値を売り手と買い手とで交換する取引に対置される概念です。
カネさえ払えば後はお前なんとかしろという取引ではない。
売り手と買い手が共同して価値を生み出し、結果を両者で分け合う。
そのためには、売り手だけでなく、買い手の協力が必須。
なにせ共同プロジェクト型取引では、問題は起こって当然であり。
それをどう共に解決するかが重要、という話。
ところが、買い手が等価値交換型取引に馴染んでいる場合には。
共同プロジェクト型の取引の理解が困難だと。
いやー、なるほど。
たぶん、ここを間違えているから、お互いに不幸になるんですね。
いや、なんか思い当たる例がいっぱいあります。
ここを言語化するところから始めるべきだ、が著者の主張。
ということで、この視点は、士業には必読なんだろうと思いました。
で、自宅のリノベをやろうという人には必読なのでしょうけれど。
老親の家のリフォーム問題にも、この本は役立ちます。
私も結構いろいろ聞いていたつもりでしたが。
この本をもっと早く読んでいればと、悔しく思う点がいくつか。
特にトイレ周りの話は、是非読むべきだと思います。
いや、買わなきゃ損しますね、絶対。
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