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2019/04/22

新たなスキルを習得するには「短い休憩」を取ることが役に立つ可能性がある(GIGAZINE)

新たなスキルを習得するには「短い休憩」を取ることが役に立つ可能性がある(GIGAZINE)
 
 確か、かなり以前に、説としては聞いたことがあります。
 ただ、実験で確認されたのは、もしかしたら初めてかも。
新たなスキルを習得するには「短い休憩」を取ることが役に立つ可能性がある
GIGAZINE 2019年04月15日 20時00分
 
 (略)
 
NIHで神経疾患や脳卒中について研究しているLeonardo G. Cohen上級研究員は、「多くの人々は新しいスキルを習得するために、『何度も繰り返し練習すること』こそが重要だと考えています。しかし、私たちは『素早く頻繁に休憩を取ること』が練習と同じくらい重要であることを発見しました」と述べています。夜にしっかりと睡眠を取ることが記憶の定着を助けることは広く知られていますが、今回の発見は睡眠のような長時間の休息ではなく、短時間の休憩がスキル定着に役立っていることを示唆するものだとのこと。
 
 (略)
 
「私は、被験者の脳波に見られる変化が、タイピングセッション中よりも休憩中に大きく変化していることに気がつきました」とBonstrup氏は述べています。この観察結果から、被験者の脳内で実際にスキルについての学習が行われているのは、スキルの実行中ではなく休憩中なのではないかという発想にBonstrup氏はたどり着いたそうです。
 
 (略)
 
 すると、一般的にタスクが定着するのに役立つとされる夜間の睡眠を経ているにもかかわらず、夜間の睡眠によって得られたスキル向上度は、タスクに挟んだ休憩中に得られたスキル向上度に匹敵しないことがわかりました。
 
 また、脳波を見てみると被験者の脳が休憩中に記憶を強化・固定化していることを示唆する活動パターンが見られたそうです。
 
 (略)
 
具体的には記憶の形成に関わるとされるベータ波と呼ばれる脳波の変化が、脳の右半球にある前頭葉および頭頂葉を結ぶニューラルネットワークに沿って起こったそうです。この部位は体の運動制御を助ける働きで知られており、ベータ波の変化はパフォーマンスの向上と相関のある唯一の脳波パターンだったとのこと。
 
Cohen氏は、「今回の結果は脳卒中患者が運動機能を取り戻すために行うリハビリ治療や、一般の人々がピアノの演奏といった新たなスキルを習得する際に、適切な休憩を挟むことが重要になるかもしれないと示唆しています」と述べました。
 
 
 たぶん、これって、非常に重要な知見ですね。
 あなたやあなたの子供の学習が、ガラッと変わるかもしれない。

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