NHK受信料支払いは5年の消滅時効対象だが、現場は20年請求してくる
NHK受信料支払いは5年の消滅時効対象だが、現場は20年請求してくる
元々、支分権としての受信料債権として、定額を定期に払う。
そちらは、最判2014年9月5日で、民169で5年で時効との判断があった。
では、そもそもの話として、支分権の元となる基本権部分はどうか。
こちらの受信料債権は20年行使していないので。
民168①前段で時効だと主張したが、ダメだったと。
それが、最高裁2018年7月17日の判断だったと。
放送法の趣旨に合わないということのようですが、それはさておき。
で、下級審判決によると、当初はNHKは反訴で20年分を請求したが。
その後、5年の消滅時効主張されて、減額したのですね。
ただ、進行中の事案だったせいか。
最終的には、5年プラスアルファになった。
この辺が、なかなか分かりづらかった事案です。
判決文読んでも、なんのこっちゃという感じでした。
ただ、下記の動画を見て、ちょっと意味が分かりました。
ただし、最初は、かなり混乱しました。
最高裁判決そのもので出てくる20年は、民法168条1項前段の20年ですが。
この動画で出てくるのは、元々の現場で請求してきた20年の話。
ややこしいですね。
最高裁判決で20年分が5年分に縮減されたわけではない。
しかし、あたかもそんな説明をしている感じです。
まぁ、現場対応に問題あるのは分かりますが。
ただ、このあたりは、ちょっとうーんという感じ。
でも、この動画のおかげで、背景事情は分かりました。
そして、現場では、裁判での5年という話に関係なく。
20年分+アルファの請求書を送ってきているのですね。
なるほど。
ちなみに、下級審判決は、下記だったようですとメモ。
大阪高等裁判所(控訴審)平成29年9月8日
大阪地方裁判所 平成29年3月22日
| 固定リンク
「映画・テレビ」カテゴリの記事
- 「言った」「言ってない」(特別調査委員会による調査報告書公表および映像化指針策定のお知らせ)_小学館(2024.06.05)
- シティーハンターで街もにっこり 長期ロケ、過去最高の経済効果呼ぶ_朝日新聞(2024.05.25)
- 「遺族をだます放送」コロナ報道でBPOがNHKの問題意識の低下指摘_産経新聞(2023.12.07)
- クリスタルキング_時間差(2023.10.15)
- TBS社長「過小評価」 ジャニーズ問題で判断ミス認める_産経新聞(2023.09.27)
「法律全般」カテゴリの記事
- 人事課の聴取など総合的に考え「告発はうわさ話という評価は可能」…兵庫県知事パワハラ百条委で弁護士_読売新聞(2024.09.13)
- 辺野古移設めぐる「最後」の訴訟、二審も沖縄県敗訴 原告適格認めず_朝日新聞(2024.09.05)
- 木村花さんへの中傷投稿は「捏造」 気づけず逆提訴、きょう判決_朝日新聞(2024.08.30)
- 政治家による“違法な寄付” 法事のお供え物や開業祝いの花・・・何がよくて何がだめ?【#みんなのギモン】_日テレNEWS NNN(2024.09.09)
コメント