賃料滞納者に対する賃貸借契約解除の可否(Q&Aでわかる業種別法務 不動産)
賃料滞納者に対する賃貸借契約解除の可否(Q&Aでわかる業種別法務 不動産)
Q&Aでわかる業種別法務 不動産
日本組織内弁護士協会監修
河井耕治・永盛雅子編
中央経済社 2019年7月25日第1版第1刷発行
Q16 賃料滞納者に対する賃貸借契約解除の可否
信頼関係破壊の法理(最高裁S39.7.28)があるので。
3ヶ月分以上の滞納がないと、これのみでの契約解除は無理。
滞納賃料+原状回復費用<=預り敷金 となるよう管理継続せよと。
ってことは、預り敷金は、本来3月分貰うべきってことか。
当たり前だが、減らせば減らすだけ、滞納時のリスクは増える。
世の中、ゼロゼロ物件なんて流れではあるが。
賃料保証とセットだから成り立つのでしょうね。
で、明渡請求は、いつ認められるかというと。
契約終了により賃借人の占有権原喪失で初めて可能になる。
よって、2ヶ月遅れ段階では、無理。
債務不履行解除できないと、明渡請求も無理。
また、賃借人が破産手続開始申立てをした、という場合。
破産管財人と合意解約書面を締結することが多いのだと。
もう少し踏み込んだ回答が欲しかったけど、文字はこれが限界か。
実務では、なぁなぁが多いようですが、きちんとやると面倒。
うーん、不動産を貸すって、大変ですよね。
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 作家の曽野綾子さん死去、93歳…青春小説「太郎物語」や妊娠中絶テーマ「神の汚れた手」_読売新聞(2025.03.09)
- 3月からファミマとローソン計1万店で雑誌販売終了 書店ない地域で〝難民〟発生か_産経新聞(2025.02.13)
- ページ切り取りやぬれた本、図書館であえて展示…増加しているのは付箋を貼ったままの返却_読売新聞(2025.02.07)
- 「失敗の本質」の野中郁次郎さん死去、89歳…一橋大名誉教授の経営学者_読売新聞(2025.01.27)
- 伊丹敬之先生は井尻教授と接点があった_企業会計(2024.11.30)
「法律全般」カテゴリの記事
- 医師の差し戻し審、再び無罪 患者にわいせつ「幻覚の可能性」―東京高裁_時事通信(2025.03.17)
- フタバ産業の九州子会社、下請法違反で勧告 量産終了の金型を無償保管_日刊自動車新聞(2025.03.15)
- 首都圏マンションの大規模修繕工事で談合疑い…管理組合発注を対象、設計監理会社側も関与か_読売新聞(2025.03.06)
- マイナンバーカード画像送信で本人確認 再来年廃止へ 警察庁_NHK(2025.03.04)
- コンサル契約のクーリングオフ申し出ると「そういうのやってない」とうそ、容疑の2人逮捕_読売新聞(2025.02.25)
「アパマン経営」カテゴリの記事
- マンション修繕費4700万円を自分の口座に移動させ横領 元社員逮捕 総額9億円被害か_産経新聞(2025.01.30)
- アンチによる転居情報の取得方法(サニージャーニーこうへい氏)_デイリースポーツ(2024.12.17)
- 入居者に何かあった時の「緊急連絡先」を更新し続ける_NHK(2023.10.27)
- 大阪タワマン7千万円強盗 容疑で5人逮捕_産経WEST(2023.09.07)
- 勝手に処分できない…アパートでも“遺品部屋” 入居にも影響_NHK(2023.08.02)
コメント