若手法律家のための民事尋問戦略(中村真)その1 1つの質問には複数の要素を入れず、端的に短くせよ
若手法律家のための民事尋問戦略(中村真)その1 1つの質問には複数の要素を入れず、端的に短くせよ
若手法律家のための民事尋問戦略
中村真 学陽書房 2019年10月16日初版発行
あのマコツセンセこと、中村真弁護士の新著。
ジュンク堂・丸善で新刊コーナーに並んでおり、即買いしました。
裁判における尋問の手法とその考え方を基本から語っています。
法律家でない自分でも、役立つことが多いですね。
まず、質問を、冗長散漫なものにせず、一問一答のように。
1つの質問に複数の要素を入れず、端的に短くせよと(P27-)。
耳からの情報は、反復確認しにくい特性があり、瞬時に理解しにくいと。
後で、聞き手の思考の負担を減らせと言っているのも同旨でしょうね(P48)。
そして、要素ごとに区切って、必要な端的な質問を繰り返せと。
「質問は聴き取れる長さにせよ」(P265)とも。
回答側の技術としては、普段から、かなり意識しているのですが。
質問側の立場では、これまであまり意識していませんでした。
そして、上記の手法は、日常の会話とは異質で、言いたいことが言えず。
依頼者や証人は不満を持ちがちなのでフォロー忘れるなと(P31)。
仰る通りで、回答側の話として、この点はよくしているのですが。
なるほど、質問も同じなんですね。
なお、コラムでも、「よくない尋問は会話の形をとりがち」(P245)として。
尋問は質問者と証人・当事者との会話でない点、注意喚起してあります。
続きます。
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