若手法律家のための民事尋問戦略(中村真)その3 尋問テストのやり方
若手法律家のための民事尋問戦略(中村真)その3 尋問テストのやり方
若手法律家のための民事尋問戦略
中村真 学陽書房 2019年10月16日初版発行
続きです。
陳述書や手控え等の準備を踏まえて、更に尋問テスト、つまりリハーサルをやると。
知らないこと、わからないことはその通り答える(P113)のは、基本でしょうね。
尋問のシュミレーションでは、質問への回答を聞いて、答え方まで指示(P116)。
どのくらいの弁護士さんたちが、ここまでやっているのかはちょっと興味あります。
ただ、質問と回答の肉を削いで、骨子を明確化できるような質疑応答にするのは。
確かに、裁判官に聞かせるという視点で言えば、重要なのでしょうね。
反対尋問対策では、陳述書の内容で訂正必要な部分があれば、冒頭でと(P118)。
自分が気がつくなら相手も気がつくからで、当然といえば当然ですが、なるほど。
確かに、後から相手に言われて詰まるよりは、百倍ましでしょうね。
その上で、痛い部分を聞かれた場合の対応は、
「『運悪く突かれたら、必要な限りで、ありのままに答える』という点に尽きます。」(P119)
で、必要最小限で、嘘にならないよう答えるという対行政の基本と同じですね。
そして、弁護士は、リカバリーを再主尋問でフォローするのだと(P120)。
納得です。
以下の内容は、法律家じゃないので省略しますが。
続きでは、この本を読んで初めて知った知識などを中心に。
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