消費税法の問題点2つの改正を
消費税法の問題点2つの改正を
消費税法が、矛盾、妥協の産物だというのは税理士なら誰しも知る事実ですが。
その穴を突く租税回避手法が次々と現れてしまう。
穴塞ぎの1つとして、インボイス制度を導入しようとしているわけですが。
その手前に、是非、改正してほしいと感じることが2点。
1 非課税売上の廃止
そもそも、非課税売上が諸悪の権化なのではないかと。
やるなら、課税対象外での絞り込みで代替する方向で考えるべきだろうと。
医師会も、免税(0%課税)を勝ち取ろうなどと言わずに。
非課税売上規定を廃止する方向で主張するのが、素直だと思うわけです。
2 消費者完全転嫁法の実施
事業者間取引での移転は、独禁法規制でやっているものの。
結局、消費者への負担がユルユルなので、抜けてしまう部分がある。
消費税は消費者が負担すべきものだ、と本気で言うのであれば。
負担を消費者に帰することを明記する、完全転嫁法を作るべきでしょう。
さもなければ、結局、事業者が余計な負担を負うしかない。
将来の税率改定を視野に入れるのなら、絶対やるべきだと思います。
ただ、私自身は、これ以上、所得課税を軽視することになるのは反対なので。
消費税率は、もうこれ以上上げない方向で考えるべきだとも思っていますが。
ま、1個人の勝手な意見ということです。
2019年11月17日6:53変更
小規模免税→免税(0%課税)
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