若手法律家のための民事尋問戦略(中村真)その2 陳述書・尋問の手控えの作成
若手法律家のための民事尋問戦略(中村真)その2 陳述書・尋問の手控えの作成
若手法律家のための民事尋問戦略
中村真 学陽書房 2019年10月16日初版発行
陳述書の出すタイミングやどこまで書くかも、勉強になります(P68-)。
特に、ひととおりの事実を書いておけというのは、へーでした。
もちろん、どうでも良いことでなく、法律家にとってのひととおりで。
争点整理を踏まえた範囲に留める必要があるという前提ですが(P72)。
書いておかず、主尋問でいきなり登場した話の場合には。
後付臭くなり、信ぴょう性が薄れるのだというのですね。
実際に、信用性を否定した判決も少なくないと。
なるほどです。
また、時系列に沿って事実を記載というのは、基本ですが大事でしょうね(P73)。
時系列一覧表の作成については、例示とともに説明されています(P105-109)。
表計算ソフトを使って、日付・事実・証拠を並べていくと。
当事者間で争いのある事実は、その旨も入れておくのですね(P109)。
そして、尋問の手控えで、質問事項を列挙されたものを作成しておけとも(P95-)。
忘れないようにもあるが、証人等が答えやすいかを意識して準備せよと(P96)。
想定質問と回答を列挙し、適切な順番に並べ替え、不要な質問・表現を削除。
その上で、証拠や資料を示すべき時点で注を入れよと(P98)。
なるほど、時系列を意識して、ストーリーを頭に浮かべてという話でしょうね。
このあたりの準備作業を怠ると、後でてきめん痛い目を見るのは何でも同じか。
なお、この本の多くは、昔ボス弁に教わったことなのだそうですが。
「陳述書に小見出しは打つな」(P265)は、本文中になかった気がするので、ちょっと説明補充が欲しかったりします。
続きます。
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