監査法人、人手不足が深刻 東芝不正会計後に業務増大(日経)
監査法人、人手不足が深刻 東芝不正会計後に業務増大(日経)
監査法人、人手不足が深刻 東芝不正会計後に業務増大
日本経済新聞 武田健太郎 2019/12/7 23:001614文字[有料会員限定]
人手不足問題って、近年、前の職場の方々から、よく聞きます。
そうか、多忙さの悪循環状態ってわけなのですね。
作業が増えるのに、やりがいは増えない。
むしろ、待遇的には悪化する一方。
中間管理職が持たない、って話になりますね。
実家に戻るって理由で辞めるうちの、どれだけが本心か。
ちなみに、私が20数年前に辞めた際には、複合的理由でした。
1年間暇な月がないというセクションでしたので、多忙さは大きかったか。
で、その頃から出ている話ではありますが。
今の難局は、会計監査の構造的問題が、根っこにあるのでしょう。
そもそも、監査人を株主総会で選ぶ仕組みを見直してはどうでしょうか。
上場企業が9割以上の筈ですから、割り切った話をしていますけれど。
いや、選ぶ仕組みまではいいとして。
報酬交渉などに当事者を入れる今の仕組みは問題だと思います。
日本監査基金財団(仮称)を作り、そこに各社が会計監査報酬を支払う。
各監査人は、財団から配分される報酬を受けて、監査を行う。
そのように、営業と監査を別にしてしまわないと。
結局、オピニオンショッピングの餌食にしかなりません。
この程度の発想は、既に誰かが考えているのだと思いますので。
実現しないのは、障害の大きさとの兼ね合いなのだとも思いますが。
そろそろ、会計士協会なりなんなりが、覚悟を決めて動かないと。
全てを失いかねない、という気もします。
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