« 本当の意味の「立証責任」(ゼロからマスターする要件事実) | トップページ | 新型インフルエンザと法的リスクマネジメント[中野明安]の公開 »

2020/02/27

PCR検査は「COVID-19であることが臨床的に強く疑われる患者の確定診断のため」のもの[坂本史衣氏]

PCR検査は「COVID-19であることが臨床的に強く疑われる患者の確定診断のため」のもの[坂本史衣氏]


ただの風邪なのか、COVID-19なのかは病院で診察を受けても見分けることが困難です。検査をしても確実に診断ができるとは限らず、仮に感染していたとしても治療の方法はありません。

坂本史衣氏(聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーによる回答)

「新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました」
BuzzFeed 岩永直子

 ここまでズバッと言われると、戸惑うでしょうね。
 でも、何故かは下記で説明してくれている。


風邪のような症状を訴えても、COVID-19にかかっている可能性が現在のようにとても低い(=集団の中での有病率が低い)状況で検査をすると、COVID-19にかかっていないのに検査結果が陽性と出る人の絶対数も多くなることになります。

すると、陽性という結果が出た人の中で、本当に感染している人の割合である陽性的中率もかなり下がります。よって、本当はCOVID-19ではないのに陽性の検査結果が出てくる可能性も高くなります

ーーまとめると、せっかく検査をしても、あまり精度は高くないから、その結果を100%信じるわけにはいかない検査ということになりますね。

すべての感染例を拾うことには限界がある検査です。また、陽性の結果が得られても、そもそも日本国内の有病率(事前確率)が低いので、陽性的中率は低いと考えられます。

検査で陽性ならどうなるの?
ーー現状では、この検査は何のために行われるものだと捉えたらいいですか?

COVID-19であることが臨床的に強く疑われる患者の確定診断のために実施します

質問者:岩永直子
回答者:坂本史衣氏(聖路加国際病院、QIセンター感染管理室マネジャーによる回答)

「新型コロナ、なぜ希望者全員に検査をしないの?  感染管理の専門家に聞きました」
BuzzFeed 岩永直子

 何故、むやみに病院に行くな、と言っているのかと言えば。
 この検査の性格が、そもそも、普通の人が思っている検査と違うから。

 そこから丁寧に説明しないといけないわけであり。
 今、ネットでは、心ある医療関係者たちが、必死に説明してくれていますが。

 結局、一般人に、平時に一定のリテラシーがないことが問題なのだろうな。
 緊急時に、正しい情報を選別できないのは、そこが原因なのでしょうから。

 最後は、教育の問題に帰って行くわけですね。
 いや、いつもそうなんだけど。

 

|

« 本当の意味の「立証責任」(ゼロからマスターする要件事実) | トップページ | 新型インフルエンザと法的リスクマネジメント[中野明安]の公開 »

ニュース」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

医療・福祉」カテゴリの記事

学校教育」カテゴリの記事

新型肺炎」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



« 本当の意味の「立証責任」(ゼロからマスターする要件事実) | トップページ | 新型インフルエンザと法的リスクマネジメント[中野明安]の公開 »