最大クラスター発生の永寿総合病院、看護師手記に「泣きながら防護服着るスタッフも」(読売新聞)
最大クラスター発生の永寿総合病院、看護師手記に「泣きながら防護服着るスタッフも」(読売新聞)
最大クラスター発生の永寿総合病院、看護師手記に「泣きながら防護服着るスタッフも」
読売新聞 2020/07/01 20:34
「湯浅院長は感染拡大を謝罪した上で、感染者に気付くのが遅れた理由として「発熱や肺炎を起こす患者は珍しくなく、当時は感染が蔓延まんえんしている地域からの帰国者や濃厚接触者以外の検査は一般的でなかった」と説明。職員の手指消毒が不十分で、病棟の休憩室などで職員同士の感染が広がった可能性にも言及した。」
これを非難できる医療関係者は、そうそういないのでしょうね。
いや、私は医療関係者じゃないので、推測に過ぎませんが、まさに「後医は名医」の典型になりかねない。
「永寿など多くの総合病院では、一つの病棟に複数の診療科が入る「混合病棟」の形態が採られている。湯浅院長は「医師が病棟を行き来したことが感染拡大の一因になった」とも述べ、重症化しやすい血液疾患などを持つ患者については、疾患ごとに病棟を限定していく考えを示した。」
うーん、ただ、これって1医療機関で考えるべき問題ではなくて。
厚労省が、そもそも病棟をどうすべきかで判断すべき問題ですよね。
もちろん、厚労省の判断は、後で変わってしまうことも少なくないので。
現場として、行政に関係なく意思決定する態度は立派ですが、他の医療機関はどうするか。
感染症という緊急事態と医療と、平時の慢性疾患中心の医療との区別・両立という課題について。
きちんと関係者が議論を進めていくしかないのだと思います。
そして、これは医療だけではない話でして。
平時しか考えない議論でなく、非常時を念頭に置いた議論になっているかが、今後常に必要になる。
もちろん、非常時なら何でも有りかというわけではないのだが、それでも平時のルール適用は悪手。
そのために、平時に、非常時をどう想定するかの訓練が必要だが、難しいのは防災訓練で分かっている。
人間の特性を理解した、このジャンルの学問が出てきても、良さそうに思います。
失敗した「失敗学」(と言ったら怒られるか)ではなく、発展性のある統合された知見の集合体としての科学ですが。
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