森内俊之の森内チャンネル: youngblood

2020/08/16

　アベマのチームレジェンドで登場して。
　藤井聡太棋聖にも勝利した森内先生。

　フリークラス転出時には、世の中をあっと言わせましたが。
　先日の下記での発言で、納得。

「A級から陥落した当時は、B級1組で巻き返せるめども立ちませんでした。」

　ある意味、転機にぶち当たっているのを実感されていたのですね。

　しかし、転んでもタダでは起きないというか。
　下記発言を、まさに自分自身で立証された格好ですね。

「ソフトで研究するのは、日々発見があって面白いです。毎日自分が強くなっている実感があります。」

「勝っていた頃の自分と比べて、今の自分が負けるとは思いません。今は去年の自分より75％勝つことが目標です。今後、数字でお示ししたいと思います」

　以前から、森内先生は、ちょっと真面目すぎだよなと思っていたので。
　今回、YouTubeチャンネル開設されたことは、非常に驚きですが。

　反面、フリークラスの立場を活用しているとも言えますし。
　また、理事ではできなかったことを実現させようとしていると感じます。

　鈴木環那さんの実戦を森内先生がコメントするというのも。
　非常にいいですね。

　アマチュアが理解できる、面白い棋譜というのは、女流の棋譜だと思います。
　今の一般棋戦の戦いは、手を殺す部分が多すぎて、素人に理解しにくい。

　女流の将棋の良さは、いきなり殴り掛かるところで。
　思い切り、ノーガードで殴り合うところは、カタルシスって感じ。

　あ、里見先生とかは、途中で一手緩める感覚があって。
　ちょっと違いますか。

　今四段に一番近い西山先生は、ある意味女流らしさが突き抜けているというか。
　完全な殴り合いで、プロ棋士を圧倒するところが、凄すぎるというか。

　ちょっと脱線しましたが、女流棋戦は、本当に見る側には魅力的で。
　それに、的確な助言ができる森内先生が、流石だなと。

　局面での形と、その分岐の考え方、バランス感覚について。
　そして、手の一貫性を踏まえて、コメントをくれる。

　なんか、見ているだけで強くなるって感じじゃないでしょうか。
　いや、当分リアルで指していないので、感覚的なものですが。

　将棋ファンなら、森内チャンネル、お勧めです。