新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症_村中璃子
新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症_村中璃子
新型コロナから見えた日本の弱点 国防としての感染症
村中璃子 光文社 2020年8月30日初版第1刷発行
amazon(紙)
Kindle本
前著「10万個の子宮:あの激しいけいれんは子宮頸がんワクチンの副反応なのか」を読んで以来、著者のtwitterなどで情報を得ていたこともあり。
買ってみましたが、評価は、星3から3.5というところです。
著述の流れが、カレイドスコープという感じで、焦点がボヤケています。
めまぐるしく視点や局面が変わることとともに。
ちょっとテーマの数を増やしすぎたのかな、という感じもありました。
その意味で、全体的には、厚み不足、消化不良かなという感じでした。
もちろん、得るものはありました。
中国とWHOとの関係については、過去の職歴も踏まえ、かなり踏み込んでいます。
また、PCR検査も、受ける人のための検査ではないことを強調しています。
そして、アビガンの歴史と米国との関わり合いあたりは。
たぶん、他の書籍では得られない知識なのかもしれません。
なので、書籍としてのバランスを逸した状態での発刊となったのは。
至極残念なことだと思います。
ただ、これって、著者が悪いというより、
最近ありがちな、出版社、あるいは編集者の責任なのかもしれないと想像しています。
著者には、また、然るべき時期に別の本を書いてほしいかな、というところです。
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