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2020/12/07

Wordはパラグラフ前提で作られている その1 インデントの考え方

Wordはパラグラフ前提で作られている その1 インデントの考え方

 正式には、日本語で段落というのと、パラグラフは意味が異なる。
 ただ、普段、日本語でなにか書いている場合、それを気にする局面は少ない。

 ところが、Wordを使う場合には、この意味の違いに直面せざるを得ない。
 それは、元々、英文ではパラグラフで書くのが当然で、Wordもその前提だから。

 下記動画は、そのあたりを踏まえて視聴すると良いのかなと。

【Word / Pages】Wordを使って段落や箇条書きの設定にイライラすることありませんか?段落設定の意味を知るだけで上手くコントロールできるようになりますのでご説明します!
ためになるAppleの話 / Apple Taka Channel
https://www.youtube.com/watch?v=7HrHxoaNU1g

 動画で段落と言っていますが、要するにパラグラフの話。
 まず最初は、パラグラフの幅を狭めるという話から。

 この場合、左右のインデント用マーカーを使って調整する。
 左インデントが左下四角、右インデントが右下三角。

 そして、段落での文頭1字空けについて、スペースを使わず。
 左上逆三角の段落インデント用マーカーを使う。

 これは、字下げインデントと呼ばれているのですが。
 文の字下げではなく、段落の字下げのための記号なのですね。

 ここが、Wordの挙動を理解するための、1つのポイントだと思います。

【日本語】
 段落に限らず、改行すると文頭1字空けるのが文書作法。
 (ただ、英語圏の影響で段落のみとする例も増えてきた模様)

【英語】
 パラグラフでの文頭に限り、1字以上空ける(字下げ・インデント)。
 インデントに要する文字数は、1字分とは限らない。

 で、当然ながら、Wordの挙動は、英語での作文が前提なので。
 インデント記号による制御は、パラグラフによる文書作成前提。

 乱暴に言えば、日本流で、パラグラフを無視するのであれば。
 インデント用マーカーによる制御は使わない方がよい。

 しかし、パラグラフ・ライティングなど、パラグラフを意識するなら。
 当然に、こちらのマナーによるべし、ということになるのでしょう。

 ただ、この場合、Wordのテキストをコピーすると、当然字下げがない。
 なので、テキスト重視の観点から言えば、ちょっと閉口する結果になる。

 ということで、Wordの意図していることは、理解した上で。
 私は、インデントは使わず、スペース記号で文頭1字空けにしようかと。

 うん、やることは今までと違わなくても、納得して使うと気分が違う。
 なんか、ようやく、インデントのモヤモヤが解消した感じです。


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