「医師によって言うことが違う」なぜなのか、説明します_時事メディカル
「医師によって言うことが違う」なぜなのか、説明します_時事メディカル
教えて!けいゆう先生 「医師によって言うことが違う」なぜなのか、説明します
時事通信社 時事メディカル 2021/04/21 05:00 外科医・山本健人
https://medical.jiji.com/topics/2089
これは、我々としては、是非知っておくべき知識ですね。
「実は医療の現場では「それぞれが適切に情報提供しているにもかかわらず、『言うことが違う』ケース」がよく起こり得ます 。」
大きく2通りあると。
1つは、「病状の変化が速いために、その時々で提供されるべき情報が急速に変わるケース」。
「体の状態は、刻一刻と変化します。本人が気づかないうちに、病状が大きく変化することも、少なくありません。」
なるほど、時間経過で、最初と話が違ってくる。
もう1つは、「持っている情報量が異なる」ケース。
「午前7時台に診察した医療者と8時台に診察した医療者は、それぞれ異なる情報を手にして、患者さんに接する」
「前者は患者さんへの問診と身体診察からのみ情報を得る一方、後者は「血液検査結果」という貴重なデータを手にして患者さんを診察できる」
「当然ながら、前者と後者が患者さんに異なるアドバイスをすることは、あり得る」
「一般的には、時間的に後から診た人の方が、多くの情報をもとに病状を考察できる傾向があります。私たちの間でよく知られた「後医は名医」という言葉は、こうした現象を捉えたものです。」
これも納得ですね。
その時にはどちらか確定できなくても、後になると結果から明確になることがある。
医師は神様ではないので、時間を飛び越えて判断することはできない。
当たり前ですが、そのことを忘れて文句を言うこともあるでしょう。
確かに、医師や医療関係者自身の診療態度等があまり良いものではなくて。
患者側が不信感を持った結果、コミュニケーションの食い違いが生じることもあるでしょう。
その可能性がゼロではないものの、医師・医療関係者は、基本、患者さんを治そうという気持ちを持って志した人たち。
我々は、そこに対して、1つの敬意を持って望むべきなのだと思います。
ただ、どうしようもない事案がゼロではないので、その場合はその場合ですが。
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