「智」の承継者たちへ_ゼロからマスターする要件事実

「智」の承継者たちへ_ゼロからマスターする要件事実

　月刊「税理」2021年7月号より。

ゼロからマスターする要件事実
第67回　「智」の承継者たちへ
岡口基一（仙台高等裁判所判事）

　いよいよ次号から最終章だそうです。
　この連載をどうして始めたかについて、少し語っています。

　最初、連載依頼が来たとき、意味がよくわからなかったと。
　確かに、私も当時の編集Ｔさんの真意は不明でした。

　しかし、法曹が以前ほど要件事実を知らなくなった今。
　むしろ、隣接士業の方が、関心は高くなっていると。

　司法書士の蛭町浩先生は、最近の若い法曹よりも。
　よほど詳しく要件事実を理解されている、とも。

　行政書士、税理士、皆、隣接士業のほうが熱心だと。
　まぁ、税理士は羊頭狗肉の人多数ですが、それはさておきかしら。

　次回以後、完全に机上の空論であることを前提に。
　実務には役立たないけど、未来の要件事実論を語っていくと。

　そうですね。
　はっきり、そのように明言してくれると読者もわかりやすい。

　私は実務家なので、ここのところののらりくらいの記述には。
　かなり不満ありましたけど、方針明示してあれば別です。

　残りの連載が何回あるのか不明ですが。
　ここまで来たら、なんとか完走されますよう祈念しています。