租税判例百選第7版は税理士執筆者がほぼゼロに
租税判例百選第7版は税理士執筆者がほぼゼロに
三谷先生が煽るもので地元の本屋に行くと。
租税判例百選第7版が、なんと5冊以上置いてありました。
何故だ……。
租税判例百選 第7版
別冊ジュリスト判例百選 別冊ジュリスト 253 有斐閣
http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641115538
租税判例百選〔第7版〕 (別冊ジュリスト) Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/4641115532/
で、今回の執筆者は、ほぼ、弁護士・学者です。
税理士の執筆者は消滅した感じです。
正確に言えば、岩品信明先生が「(弁護士・税理士)」表示していますが。
まぁ、岩品先生は弁護士と呼ぶべきでしょうしね。
前版と読み比べとか、三谷先生のようなマニアックなことはしていませんが。
若い学者の登竜門というか、この中から今後活躍する人が出るのかしら。
で、学習者のための手引書の意味合いもあるせいか、論点は削ぎ落としまくり。
というものもあり、中にはかなり残念なものもあるような気もします。
あと、大橋洋一先生は行政法の大家ですが、税法通達の専門家ではないので。
税法の通達に関する他の裁判例への言及がないのは仕方ないのかなとか。
税法学会活動に長年貢献されてきた高野幸大先生が「(元東洋大学教授)」表記になっていたとか。
いろいろありますが、まぁ全て雑感レベルです。
いや、適当にパラパラ見ただけなので、真剣な話ではありませんが。
岡村忠生先生のコメントは、ちょっと「おお」と思いました。
そう言えば、岡村先生の租税法の教科書はもう改訂されないのですかね。
有斐閣アルマの共著はあるものの、ちょっと残念。
リアルでは非常に厳しいお人柄という話を聞いたことがありますが。
純粋に学問的な意味で言えば、岡村先生の批判姿勢は結構好きです。
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