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2022/06/17

最高裁、国の責任認めない判断 福島原発事故の避難者訴訟_産経新聞

最高裁、国の責任認めない判断 福島原発事故の避難者訴訟_産経新聞

最高裁、国の責任認めない判断 福島原発事故の避難者訴訟
産経新聞 2022/6/17 14:42
https://www.sankei.com/article/20220617-G7DXMX43UFNQJMU5JHRQO2NM5E/

「東京電力福島第1原発事故で避難した住民らが、国に損害賠償を求めた4つの訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(菅野博之裁判長)は17日、国の責任を認めない判断を示した。全国で約30件起こされている同種訴訟で、最高裁が統一判断を示すのは初めて。」

 文中では4つの訴訟となっていますけれど。
 開廷期日情報(令和4年6月17日更新)によると、5つの訴訟があったように見えます。

令和4年6月17日午後2時30分 令和3年(オ)第293号の2 原状回復等
 第一審 福島地裁平成25年(ワ)第38号
 第二審 仙台高裁平成29年(ネ)第373号
判決 第二小法廷
菅野博之

令和4年6月17日午後2時30分 令和3年(受)第342号 原状回復等
 第一審 福島地裁平成25年(ワ)第38号
 第二審 仙台高裁平成29年(ネ)第373号
判決 第二小法廷
菅野博之

令和4年6月17日午後2時30分 令和3年(受)第1165号 損害賠償
 第一審 前橋地裁平成25年(ワ)第478号
 第二審 東京高裁平成29年(ネ)第2620号
判決 第二小法廷
菅野博之

令和4年6月17日午後2時30分 令和3年(受)第1205号 損害賠償
 第一審 千葉地裁平成25年(ワ)第515号
 第二審 東京高裁平成29年(ネ)第5558号
判決 第二小法廷
菅野博之

令和4年6月17日午後2時30分 令和4年(受)第460号 損害賠償
 第一審 松山地裁平成26年(ワ)第124号等
 第二審 高松高裁令和元年(ネ)第164号等
判決 第二小法廷
菅野博之

https://www.courts.go.jp/saikosai/kengaku/saikousai_kijitsu/index.html

 さて、あとは判決文待ちですか。

追記 令和4年6月17日 18:50

「他方、本件事故以前において、津波により安全設備等が設置された原子炉施設の敷地が浸水することが想定される場合に、想定される津波による上記敷地の浸水を防ぐことができるように設計された防潮堤等を設置するという措置を講ずるだけでは対策として不十分であるとの考え方が有力であったことはうかがわれず、その他、本件事故以前の知見の下において、上記措置が原子炉施設の津波対策として不十分なものであったと解すべき事情はうかがわれない。」

最高裁判例
令和3(受)1205 損害賠償請求事件
令和4年6月17日 最高裁判所第二小法廷 判決 破棄自判 東京高等裁判所
https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/242/091242_hanrei.pdf#page=8

 今の目で見て当時の対策が不十分というのではなくて。
 あくまでも当時の目線で見て、十分だったかどうかを問う。

 極めて合理的な判断ですね。
 この基準で判断しないと、結果が悪ければ全部アウト。

 そんな後追い魔女裁判で働きたい公務員なんていない。
 自分が当事者の立場になれば、当たり前とわかる話ですが。


(3)ところが、本件長期評価が今後発生する可能性があるとした地震の規模は、津波マグニチュード8.2前後であったのに対し、本件地震の規模は、津波マグニチュード9.1であり、本件地震は、本件長期評価に基づいて想定される地震よりもはるかに規模が大きいものであった。また、本件試算津波による主要建屋付近の浸水深は、約2.6m又はそれ以下とされたのに対し、本件津波による主要建屋付近の浸水深は、最大で約5.5mに及んでいる。そして、本件試算津波の高さは、本件敷地の南東側前面において本件敷地の高さを超えていたものの、東側前面においては本件敷地の高さを超えることはなく、本件試算津波と同じ規模の津波が本件発電所に到来しても、本件敷地の東側から海水が本件敷地に浸入することは想定されていなかったが、現実には、本件津波の到来に伴い、本件敷地の南東側のみならず東側からも大量の海水が本件敷地に浸入している。

これらの事情に照らすと、本件試算津波と同じ規模の津波による本件敷地の浸水を防ぐことができるものとして設計される防潮堤等は、本件敷地の南東側からの海水の浸入を防ぐことに主眼を置いたものとなる可能性が高く、一定の裕度を有するように設計されるであろうことを考慮しても、本件津波の到来に伴って大量の海水が本件敷地に浸入することを防ぐことができるものにはならなかった可能性が高いといわざるを得ない。

https://www.courts.go.jp/app/files/hanrei_jp/242/091242_hanrei.pdf#page=9


 当時の予測を超えていた結果であり、事前予測に基づいて防止できたとは言えない。
 そうなるでしょうね。



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