「あの時に取った方法はあれで良かった」とのたまう西山氏
「あの時に取った方法はあれで良かった」とのたまう西山氏
西山事件の西山氏がなくなったとの報道がありますが。
そもそも、女性事務官に無理に肉体関係を迫り情報を取得した人なんですよね。
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これを本件についてみると原判決及び記録によれば、被告人は、昭和46年5月18日頃、従前それほど親交のあつたわけでもなく、また愛情を寄せていたものでない前記甲野をはじめて誘つて一夕の酒食を共にしたうえ、かなり強引に同女と肉体関係をもち、さらに、同月22日原判示「ホテル山王」に誘つて再び肉体関係をもつた直後に、前記のように秘密文書の持出しを依頼して懇願し、同女の一応の受諾を得、さらに、電話でその決断を促し、その後も同女との関係を継続して、同女が被告人との右関係のため、その依頼を拒み難い心理状態になつたのに乗じ、以後十数回にわたり秘密文書の持出しをさせていたもので、本件そそのかし行為もその一環としてなされたものであるところ、同年6月17日いわゆる沖繩返還協定が締結され、もはや取材の必要がなくなり、同月28日被告人が渡米して8月上旬帰国した後は、同女に対する態度を急変して他人行儀となり、同女との関係も立消えとなり、加えて、被告人は、本件第1034号電信文案については、その情報源が外務省内部の特定の者にあることが容易に判明するようなその写を国会議員に交付していることなどが認められる。
そのような被告人の一連の行為を通じてみるに、被告人は、当初から秘密文書を入手するための手段として利用する意図で右甲野と肉体関係を持ち、同女が右関係のため被告人の依頼を拒み難い心理状態に陥つたことに乗じて秘密文書を持ち出させたが、同女を利用する必要がなくなるや、同女との右関係を消滅させてその後は同女を顧みなくなつたものであつて、取材対象者である甲野の個人としての人格の尊厳を著しく蹂躙したものといわざるをえず、このような被告人の取材行為は、その手段・方法において法秩序全体の精神に照らし社会観念上、到底是認することのできない不相当なものであるから、正当な取材活動の範囲を逸脱しているものというべきである。
外務省秘密漏洩事件
上告審判決
国家公務員法違反被告事件
最高裁判所 昭和51年(あ)第1581号
昭和53年5月31日 第一小法廷 決定
https://www.cc.kyoto-su.ac.jp/~suga/hanrei/36-3.html
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しかし、彼は、その方法で一人の女性を不幸にしたことを反省していない。
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議員に渡したコピーから情報源が特定され、女性も逮捕されたことには「記事では情報源を守るために電信文は載せなかった。あのような結果を招いたのは女性が自首したからで、想定していなかった」と悔やんだ。
コピーを渡したことには「断腸の思いだったが、これは氷山の一角との認識から、国権の最高機関である国会で審議させるべきだと考えた。何も悪いことはしていない」と語った。
その上で「あの時に取った方法はあれで良かった」と振り返り、「最後までうそをつき通したのが国だ。私は犠牲者だけど勝利者だ。今は赫々(かっかく)たる戦勲だと思っている」と総括した。
「私は犠牲者だが勝利者」 元毎日記者の西山さん―沖縄密約、事件から50年
時事通信 2022年04月04日07時02分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022040300245&g=soc
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率直に言って酷いな、最低の部類の行動だ、と思います。
加治隆介の議では、最後に責任とる格好になっていますが、現実は。
加治隆介の議(12) (モーニングコミックス) Kindle版
弘兼憲史 (著) 形式: Kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B009KWUH3Y/
西山氏を称賛した人たちは、彼のこういう行動を是認するのでしょうが。
公益のためなら、一人の女性の人格は踏みにじられてよいと言うのですか。
クソ喰らえですわ。
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