「ドイツと日本 : 体験的ドイツ論」崎村茂久
「ドイツと日本 : 体験的ドイツ論」崎村茂久
ドイツと日本 : 体験的ドイツ論
崎村茂久 著. 三修社, 1982.1
Amazon(中古のみ)
https://www.amazon.co.jp/dp/4384021038/
いや、大昔に読んだ本だったのですが。
タイトルうろ覚えで見つからず。
最近、ふとしたことで、「そうだ、ドイツと言えば三修社じゃん」と。
思い浮かんで検索したら、国会図書館デジタルコレクションでヒットしました。
私が一番印象的だったのは、下記の部分。
「そのようなこともあって、戦争を体験したことのある中年以上のドイツ人と若い年代の人たちとはおのずと、日本人観が違っている。酒場で飲んでいると、中年の労働者ふう、職人ふうのドイツ人から、「この次やるときはイタ公抜きでやろうぜ、わが戦友よ。日本語ではツム・ボールをなんて言う。そうかカンパイか、それではカンパイだ」と、シュナップスすなわちショーチュウとビールをおごられた経験のある留学生は多いと思う。ときどき、ソ連の収容所で日本兵と一緒だったと、なつかしそうに寄ってくるものもいた。」(P11-12)
多分、私がかつてドイツにあこがれたのは、たぶん。
このあたりを読んだせいだと思うんですよね。
まぁ、若き日々でしたからね。
出版年からすると、40年ほど経過しているのに感無量でもある。
その後、メルケル政権になって、反日的な行動が目立つようになって。
今は、それほどドイツ好きになれなくなりました。
この点は、世の中もそう思っている人増えてきたのかなって感じ。
「オタク文化の『ドイツ人気』が、過去の物になりつつある」という議論
togetter 2023年3月2日
https://togetter.com/li/2091812
あと、
「「うちはお金のために研究所にくる外国人に部屋を貸しているわけではありません。さっさとお帰りください」と奥さんは言った。奥さんは、日本でも、戦争に負けてアメリカ人の悪いところだけ学んだ若者がいるのね、と嘆いていた。」(P20)
あたりも印象的でした。
それにしても、絶版図書がデジタルで図書館に収録されているってのは、すごいことですねぇ。
でも、なんかやっぱり手元で読みたくなってしまって。
Amazonで中古をポチってしまいました。
あ、私は安かったから買ったので。
もし興味あれば、国会図書館のデジタル版で読んでみてくださいな。
ただ、先に国会図書館の登録済ませておかないとダメなのがネックですか。
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