セコマ殺害事件_妄想型統合失調症であっても懲役30年の判決_朝日新聞
セコマ殺害事件_妄想型統合失調症であっても懲役30年の判決_朝日新聞
朝日新聞記事
3人死傷のセコマ事件で懲役30年 妄想影響あるが、心神喪失認めず
後藤泰良2025年7月2日 18時00分
https://www.asahi.com/articles/AST722QRGT72IIPE00KM.html?iref=pc_national_incident_list_n
「判決は、(略)被告は妄想型統合失調症で幻聴が聞こえていたが、「自分なりに判断をして行動に移している」と認定。店員が幻聴の「声」に従って自分に嫌がらせをしているとして怒りを覚え、殺害を決意したことは、「自己の怒りが優先して、怒りを相手に直接ぶつけてしまう自身のパーソナリティーが少なからず影響している」と判断した。」
として、妄想型統合失調症であることで判断を終えず、更にその先に踏み込んで。
「妄想に端を発するものではあるが、善悪の判断がつき踏みとどまる能力もあったとして、心神耗弱とした。」
と、「善悪の判断がつき踏みとどまる能力もあった」と認定したと。
結果、
「心神耗弱を考慮し、有期刑が妥当と判断したが、被害の大きさや自らの言葉で被害者に謝罪しなかったことなどから、有期刑の「上限から減らす事情はない」と結論づけた。」
なるほど、本人が無罪主張するだけで、自らが被害者に謝罪しなかったことを重視したと。
常に判断がおかしい人と違って、瞬間的には幻聴に引っ張られるとしても。
そこで自分を律することができるかどうかは、問える状況だったと。
これ、加害者の弁護している人には、承服しがたい事案なのかもしれませんが。
被害者やその遺族からすると、納得しやすいものになっている気がします。
恒常的に正しい判断を下せない人には、責任を問えないだろう。
しかし、常に正しい判断を下せないわけではないのなら、責任を問う余地がある。
そのような論理だと理解しました。
他にこのような裁判例があるのかどうか、不勉強でわからないのですけれど。
一般人にとっては、かなり大きな意味を持ちそうな判決だった気がします。
責任問えないから無罪になったはずの人が、後でまたいろいろ問題を起こしたり。
自分は無罪になったと吹聴するような例が時折聞こえてきて、一般人は不快を感じることもあった気がしています。
それが、この判決が出たことで、流れが変わるかもと思わせてくれる部分があり。
もちろん、地裁判決ですから、今後ひっくり返ることはあり得るわけですけれど。
それでも、少しだけ司法に期待できるのかもな、なんて感じました。
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