全てをkintoneでやらない割り切り(アースセキュリティ中西さやか氏)_ASCII.jp
業務を変えるkintoneユーザー事例 第290回
舞台は大阪の警備会社 事務員がマイナス思考で行動しまくったらDXしていた話
kintoneを使ってもらうことはあきらめた でも、年間1500時間も業務時間は減った
ASCII.jp 2025年09月30日 09時00分更新
文● 大谷イビサ 編集●ASCII 写真●サイボウズ
https://ascii.jp/elem/000/004/323/4323177/
「警備会社アースセキュリティの中西さやか氏。警備員から経理事務に異動し、持ち前の性格を活かして、業務改善と自動化を進めて行ったら、DXのレベルまで到達してしまった。」
というすごい事例。
「kintone hive 2025 Tokyo」のユーザー事例なので。
kintoneユーザーとしての登壇事例はありますけれど。
全てをkintoneで解決しました、という話ではないので。
ユーザーでなくても、参考になる話だと思います。
改善前の警備管制業務は驚きの一言で、巨大なホワイトボード管理。
これに、派遣場所・派遣隊員などを表示して、写真撮影。
その写真を事務員が、基幹システムとExcelに同じ情報入力していたと。
すごすぎるとしか言いようがないですけれど、理由はあったようです。
つまり、警備会社は警備業法で備付書類を作成する義務があって。
警察が立ち入り検査で確認する前提があるわけですね。
そのために、こういう書類作成は、立ち入り検査対応用に必要だと。
なるほど、でも、これをなんとかしなくてはと。
最初、中西氏は、プログラミングが得意だったことから。
ExcelVBAで手元の作業を中心に勝手に自動化するようになったと。
ところが、VBAで作業を進めると、属人化もあり限界が見えてきて。
しかも、基幹システムのサポート終了が到来、インボイス対応不可と発覚。
これらの解決のために、kintoneを選んだと。
ただし、全員にkintoneを使って貰うのは、諦めたと。
ここがこの導入事例で一番すごいところ。
使いにくいモバイルアプリで80代の方にやってもらうのは無理だろうと。
そりゃそうですね。
そこで、別途、専用システムを利用することにしたと。
その上で、
「中西氏は、JavaScriptカスタマイズでkintoneにデータを取り込めるようにし、実績入力や追加請求の入力などをkintone上で実現できるようにした。さらに立ち入り検査対応の一覧を作成することにより、メイン業務をしながら、監査対応の書類を作成できるようにした。」
ということで、両方のシステムを使うことで、問題解決を図ったと。
これ素晴らしいですね。
全部kintoneでやらないという割り切り、これぞ見切り千両でしょう。
この見切りはこの後の話でも登場しますが、それは省略。
いや、業務のDX化に悩む人は、ぜひ一読すべき事例でしょうね。
なお、この中西氏は、VBA使えるなど一定のスキルがあった。
そのあたりも、注意しておくべき事例かなと思います。
最近のコメント