高濃度乳房と判定された女性への通知の可否_産経新聞
高濃度乳房と判定された女性への通知の可否_産経新聞
乳がん経験の生稲晃子氏「病変発見しにくい高濃度乳房の通知を」 厚労省局長「時期尚早」
産経新聞 2025/11/27 11:50
https://www.sankei.com/article/20251127-7CJXUXX3VBBBZMLEK3VFTS37WM/
「日本人は乳腺の密度が高い高濃度乳房の女性が多い。乳腺密度が高いとエックス線でがんが見えにくいため、超音波検査を組み合わせることで精度が高まるとされる。」
なのに、
「厚労省の大坪寛子健康・生活衛生局長は「厚労省の検討会が『高濃度乳房と判定された人に対して現時点で推奨できる有効な検査方法はない』としたことや、乳がん検診3団体から『受診者に個別に通知することは時期尚早』との提言があり、現時点では通知や説明の義務化を行う段階だと考えていない。今後の在り方について引き続き検討したい」と述べた。 」
だと。
単に通知しただけで、その先有効な手段がないので、「どうしたらいいんだ」と患者や患者家族になじられるなんてこともありえますから、病院・診療所・検査業者サイドの意見 であれば、確かに、それもわかる部分はあります。
しかし、チャンスを喪失させることになるという生稲議員の意見、つまり、患者サイドの意見も正論でしょう。
すると、直感的に言えば、患者サイドの意見と、病院・診療所・検査業者サイドの意見とで乖離があるのかな。
その上で、現状、厚労省は、病院・診療所・検査業者サイド 寄りに見えます。
この点の難しさは、検査の有効性についての確率論での説明が非常に困難であることが根底にあるのでしょうね。
正しく確率論で理解すれば、検査の有効性というのがなかなか厄介だとわかるのですが、これ医療の現場ですら誤解があるというのが、20年以上前の下記で出てきます。
「数字に弱いあなたの驚くほど危険な生活」ゲルト ギーゲレンツァー
早川書房 2003/9/30
https://www.amazon.co.jp/dp/4152085185/
この分野が20年間で革新的に進んでいれば、今回の記事のような厚労省回答はないでしょうから、恐らく事態はあまり変わっていないのかと想像しています。
正しい議論には教育がセットなんだけれど、この理解は非常に困難だという話をどうするか。
まずは皆さん上記書籍を是非読むべきなんだろうなと思うのですが。
現状、Kindle出てないんですよねぇ……。
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