65年前のシステムCOBOLをAIで書き換えようとした結果がコレ_モヤモヤ研究所
65年前のシステムCOBOLをAIで書き換えようとした結果がコレ
モヤモヤ研究所 2026/05/07
https://www.youtube.com/watch?v=DBESxaOjEXA
昔から、銀行のCOBOLの書き換えというのは、挫折してきたという話がありますが。
この動画によると、北國銀行が書き換えに成功していたのですね。すごい。
ただ、AIで直接変換するのではなく、変換ツール経由で97%処理して。
3%は人間が変換したのだと。
それでもできたこと、やり遂げたことが凄いなと思います。
COBOLは、いつか保守できなくなるという認識を強く持った人たちが取り組んだのでしょうね。
さて、この動画では、COBOLを勉強しなくなるのは問題だという流れになっていますが、正直、この点は、かなり違和感があります。
それは、類似構造が、NECの「PC-9800シリーズ」ことPC98にあるからです。
参考1:PC-98の歴史
1985年 アプリの充実で国民機となった「PC-9800シリーズ」
NECパソコンの歴史 後編 山田祥平
https://support.nec-lavie.jp/navigate/application/history/20120911/index.html
かつて日本のパソコンは殆どが、NEC PC98あるいは前身の88だったと思います。
ところが、今や、もうNEC PC98を見ることはほぼありません。
では、もう全く使われていないのかというと、実はそうではなくて。
どうも工場などの一部では、まだPC98が動いているというのですね。
そして、動かなくなると終わりだから、予備機を買っていると。
その予備機を販売する専門店が秋葉原にあると、以前報道されていました。
参考2:PC-98の延命利用例
延命コンサルの現場から PC-EXPERT 2024.02.26 コラム
PC-98パソコンが現役で稼働している会社の方に知っておいて欲しいこと
https://fapc.jp/column/pc98-pctrouble.php
参考3:PC98の専門業者例
98factory
「国内最大のPC-98・FC-98専門店です。 在庫数は、デスクトップ・ノート合わせて5000台以上! FC-98の在庫数300台以上!全商品完全整備済みです。」
https://www.pc98factory.com/
(注:この会社は秋葉原ではなく愛知の会社のようです)
PC98はハードであり、言語ではないので、そのうち確実に動かなくなります。
それでも、変換・置換コストが大きいので、移行を断念してここまで来ているわけです。
ただ、確実に、いつかハードは壊れ、保守パーツがなくなり詰みますよね。
COBOLの場合も同じでしょう。
いつかはやらなければならない。
で、システム専門外である身の、個人的な意見ですけれど。
恐らく、変換を一度に行うのがまずいのだと思います。
例えば、印刷や通信など、ハードと密着している系統のフェーズと。
単純な計算系統のフェーズは、分解して扱う必要があるはずです。
だとすると、一度に変換するのではなく、フェーズを分けて。
更に、中間的な変換を行って、安定的稼働を確認して、段階的に変換を行うのが、正しいやり方なのではないか。
これまでは、コストやスケジュールの問題で、一度に解決しようとする提案ばかりだったのではないか。
私はそのように想像しているのですが、的外れかもしれません。
しかし、いずれにせよ、いつかCOBOLもPC98のように廃れる技術です。
真剣に、確実な移行方法の議論や研究を行っていくべき時期なのではないかな。
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