カテゴリー「企業会計」の112件の記事

2024/11/30

伊丹敬之先生は井尻教授と接点があった_企業会計

伊丹敬之先生は井尻教授と接点があった_企業会計

 企業会計2024年12月号より。

学会ルポ
日本会計研究学会 第83回大会
日本経済会計学会 第41回年次大会
アカウンティング・ウィーク2024

 久々に買った企業会計ですが。
 意外な名前がありました。

■日本会計研究学会 Yuji Ijiri Lecture
 Foundations pf Research
 I Learned from Prof.Ijiri
 <講演者>伊丹敬之(一橋大学名誉教授)
 <司 会>尾畑裕(明治学院大学)

 なんと経営学の伊丹先生が登場。
 利速会計で有名な井尻教授との出会い・影響を語ると。

 え、と思いましたが、そうか、カーネギーメロン大学で接点が。
 なるほど。

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2023/12/18

freeeはミスをしない人前提のソフトなのかな

freeeはミスをしない人前提のソフトなのかな

フリーランスが選ぶべき会計ソフトは?〜freeeとMFの違いを理解しよう〜
税理士かねこのチャンネル 2021/10/28
https://www.youtube.com/watch?v=ROeDQCrOdHk

 なんかおすすめに出てきたので見たのですが。
 内容自体は、ふーんって感じ。

 ただ、こちらにコメント寄せていた方がいて、それが参考になりました。


@matsugoro2770
1 年前
現在、freeを使用していますが、春先から楽天銀行と同期しなくなったため、非常に不便を感じ、MFへの乗り換えを検討していましたので大変参考になりました。freeは一元管理されていて社会保険などの等級設定ミスをしなければ使いやすいのですが、ミスした時に修正するのが非常に困難です。。簿記4級の本を読んだ程度ですが、以前わくわく会計を使用していたこともあり、私は仕訳ベースのほうがやりやすいと思いました。


 連動ができれば、大きなメリットがある。
 しかし、そうでないとメリットが大きく失われる場合があると。

 で、動画見てfreee使うことにしたというコメントも少なくなかったですが。
 ミスと向き合う必要がない人なら、そりゃfreeeがいいでしょうねぇ……。

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2023/08/28

米国FASB公表新リース会計ウェビナー_CDH会計事務所(2022)

米国FASB公表新リース会計ウェビナー_CDH会計事務所(2022)

 日本の新リース会計基準の参考と思って。
 動画を探したら、米国基準の解説動画がありました。

新リース会計ウェビナー
CDH 2022/07/21
https://www.youtube.com/watch?v=-nLiJT1WOPQ

 FASBの公表した新リース会計基準についての解説。
 既に、米国では2021年12月15日以降開始事業年度から強制適用だと。

 米国の場合、日本と違ってキャピタルリースという分類があって。
 4要件のいずれか1つ満たせば資産計上とされていた。

 新基準は、旧基準の4要件に1要件加えられて5要件となり。
 いずれか1つ満たせばファイナンスリースになると。

 そして、ファイナンス・リースにならないものがオペレーティングリースで。
 リース期間1年未満のものは除かれると。

 で、ファイナンスリースもオペレーティングリースも資産計上になるが。
 いずれもリース料総額を現在価値計算してから資産負債計上。

 ただ、ファイナンスリースでは、負債は借入金返済同様処理するので。
 支払利息の計上が生じ、資産はリース期間定額法で償却計算する。

 オペレーティングリースでは、割引前のリース料総額を償却計算すると。
 この場合、利息部分をリース費用として計上し、負債増加させると。

 ということは、要するに、アキュム・アモチのイメージですね。
 オペレーティングリースでは、償却費科目を使わずまとめてリース費用処理。

 いずれでも負債処理は不変で、資産の額だけ変わってくると。
 うーん、オペレーティングリースってこれで簡便になっているのかなぁ。

 で、新規取得分だけでなく、過去取得分も遡及計算の必要があると。
 期首利益剰余金で調整するか、過去の財務諸表をリステートしろと。

 アメリカって非上場企業でも本当にこんな面倒な処理しているのでしょうか。
 やってられないなぁ。

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2023/01/01

イギリスの法体系(酒巻俊雄教授)_企業会計

イギリスの法体系(酒巻俊雄教授)_企業会計

 企業会計2023年1月号より。

ある法学者の思い出 第6回
酒巻俊雄(早稲田大学名誉教授)

 かつて商法の大小会社の区分立法の動きがあった際に。
 指導的な地位を果たしたのが、酒巻教授だったと記憶します。

 さて、酒巻先生は、イギリスにお住まいの時期があったのですね。
 イギリス法について述べておられます。

 コモン・ローを普通法として、通常事案は普通法裁判所で解決される。
 しかし、

「コモン・ローで解決すると、かえって正義・衡平(equity)の観点から不当な結果となる場合には、大法官に救済を求め妥当な解決が与えられる。コモン・ローとは別個・独立の法体系として形成されたのが衡平法(equity law)であり、普通法裁判所とは別個の裁判所として形成されたのが衡平法裁判所であり、その長官が大法官であった。信託(trust)や差止命令(injunktion)などが、その典型的分野である。」

 このあたりは、樋口教授の入門信託法あたりで学んでいた部分ですが。
 更に先の部分の説明がありました。

「しかし、経済社会が変化し、コモン・ローでは対応できない状況が多くなると、当然、議会が成文法としての制定法(statute)を定めて対応せざるを得なくなる。その結果、前2者が判例法であるのに対し、制定法は成文法である。したがって、イギリスでは、法体系が普通法、衡平法、制定法の3段階を形成しているが、これら法令の適用順序としては、成文法は判例法に対し特別法の地位にあるので、「特別法は一般法に優先する」という法規則に従い、まず制定法が優先的に適用され、その重要性が増大している。」

 そして、「ベニスの商人」は普通法・衡平法の理解が前提になっているとの理解からトマスモアが著者ではないか、との井上茂教授の説を説明しています。

 へー、ポーシャの説明って、言われればなるほどですね。
 子どもの頃は、一休さんの頓智かいなってな感想でしたけど。

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2022/08/19

大日向先生がメチャ優しい

大日向先生がメチャ優しい

 かつてのあの毒舌を知っている身からすると。
 信じられないことですが。

Obinata@tobin1022
https://twitter.com/tobin1022

 大日方先生、受験生にメチャクチャ優しいですね。
 やはり、30年という時間経過は大きいってことですか。

 あの頃は、キレキレだけど、超上から目線の説明でした。
 だから、私は、後で川村先生の講義に流れて行ったのですが。

 ただ、大日方先生の、中村財務諸表論のポイント分析は流石でした。
 あれがなかったら、中村説って、無味乾燥に見えていたかも。

 通説って、じんわり来るんですよね。
 それが、後になって分かってきた気がします。

 まぁ、大日方先生にお会いする機会はないんじゃないかと思いますが。
 何か機会があれば、お礼は申し上げたいかもしれません。

 会計については、歌を忘れたカナリヤ状態ですけれど。
 それでも、自分の基礎の一部を育ててくれたのは間違いありませんから。

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2022/08/02

紙谷さんはASBJ復帰、茂木氏は会計士協会会長就任

紙谷さんはASBJ復帰、茂木氏は会計士協会会長就任

 最近知ったのですが。
 紙谷孝雄さんは、ASBJに復帰されていたのですね。

◇副委員長の紹介◇紙谷 孝雄 ASBJ
https://www.asb.or.jp/jp/wp-content/uploads/boardmen_202204_02.pdf

 EY新日本の経営もひとまず安定しただろう、ということですかね。
 いや、全く分かりませんけれど。

 早稲田の川村先生なんかと、日本の企業会計向上に頑張ってほしいです。

【財務会計の重要性】財務会計リテラシー (1) ・2019年度「第1回講義 1章 財務会計の意義と役割ほか」・川村義則【早稲田大学 公開講義シリーズ】
OpenCourseWare WASEDA 58:37
https://www.youtube.com/watch?v=JeeN-oNqSKM

 30数年ぶりに、川村先生の声を聞きました。
 若き日の語りぶりとは少し違いますが、それでもなんか懐かしい。

 で、会計協会会長は茂木氏ですか。
 一度電話で喋ったことがあるくらいで、正直手腕とか全く分かりません。

 ただ、コロナ禍のリモート頼みで、水面下で各種不正が進行していたものが。
 これから発覚する時期だけに、試練の会長になるのではないかとも懸念します。

 上手く乗り切れなければ、意外に短命になる可能性もあり得るかも。
 いや、同期の皆さんには、なんとか頑張ってほしいんですけどね。

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2022/06/01

freee会計を利用してきたが、やはり会計王に戻すかな_高橋雄一郎氏twitter

freee会計を利用してきたが、やはり会計王に戻すかな_高橋雄一郎氏twitter


高橋雄一郎@kamatatylaw

半年間だけfreee会計を利用してきたが、やはり会計王に戻すかな。freee会計は英文請求書が作れない、複数の項目の立替金処理ができない、その他いろいろ問題があって、やはり発展途上の技術なんだろう。その間ソリマチの会計王も進化してきたというのもあるが。

午前11:41 ・ 2022年5月25日・Twitter Web App
https://twitter.com/kamatatylaw/status/1529291472356646912?cxt=HHwWgIDR_bqfkbkqAAAA


 ソリマチの会計王は、大昔少しだけ触った記憶です。
 その後商圏拡大するような話を聞いた気もしたのですが、いつの間にか消えて。

 普通の会計ソフトだが、シェアはそれほど高くないという印象でした。
 しかし、ソリマチは、恐らく農業簿記ソフトはシェア高いんでしょうね。

 それはともかく、弁護士さんが会計王使うってのは、ちょっとビックリ。
 この高橋先生は、ちょっとマニアックな部分ある方なのかも。

 で、freee会計は、ユーザーは簡単なイメージだけれど。
 きちんと向き合うとそうでもないって声は多い。

 簡単だと思って、本来やるべきことを全くやっていないので。
 むしろ、ゴミ箱状態になっているような話も聞きますね。

 それはfreeeの罪ではないと擁護する声も聞きますが。
 普通のユーザーできちんと使い切れないソフトって、私はノーサンキューだな。

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2022/04/27

監査論のリスクアプローチは教育に有用

監査論のリスクアプローチは教育に有用

 最近見かけたtwitterまとめのtogetter記事。

togetter 2022年4月8日
理解力が低い方は「理解しない」のでなく、「理解力の範囲で理解」する → 表面的な理解に留まったり、曲解に疑問を持たずに止まる。
https://togetter.com/li/1870072

 確かに。

 で、教える際に腐心することは、彼や彼女が間違うのはどこかという見極めですね。
 この意味で、ここ四半期ほどで通説化した筈の監査におけるリスクアプローチの考え方はとても有用です。

 まずは「どこでどのように間違えるのか」を把握する。
 そのために、walk-throughつまり一連の内部統制の流れを追いかける作業を実施する。

 その上で、実在性・正確性・網羅性などの監査要点を意識しつつ。
 2つの視点で、間違い・不正の発生可能性について具体的列挙を行っていく。

 「間違いを発見する仕組みはあるか」(detection control)
 「間違いを防止する仕組みはあるか」(prevention control)

 それまで、監査論は面白くない、無意味だと言われることが多かったのですが、リスクアプローチは当時斬新でした。
 私は、このリスクアプローチの啓蒙期に出会えてラッキーだったです。うん。

 監査論というよりも、これは教育面で役立つなと感じたのは、監査を離れてからでした。
 教える側が、教わる側の誤解がどうやって生じるか意識しない限り、この誤解は発見されませんから。

 あるいは、繰り返し生じてしまい、最後は、教わる側の能力のせいにするしかなくなる。
 もちろん、それがゼロという気はないのですが、多くはその手前の作業不足だと実感します。

 そして、そのためには、自分が教える内容を、自分で検証してみることが大事です。
 実は論理的に繋がっていない説明を堂々と教える「学問」「実務」て、結構多いので。

 それを聞く側が分からないのって、ある意味当然です。
 自分が正しい、だからわからないのは相手が悪い、という教師は、最悪の教師なのでしょう。

 で、蛇足ですが。

 教える側が熱意を持っていても、相手が応えてくれるかどうか。
 あるいは相性の問題もあるので、教える側が全て悪いというつもりはありません。

 実際、世の中にはめぐり合わせというのもありますから。
 ただ、そこまで網羅して語る暇あるほどには、人生長くないんですよね。

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2022/04/25

「学者には、三つの自由が必要」(三日月章)_玉井克哉先生twitter

「学者には、三つの自由が必要」(三日月章)_玉井克哉先生twitter

 これ大事ですね。


玉井克哉(Katsuya TAMAI)@tamai1961

法学では「三つの自由」と呼ばれますね。ドイツの碩学が「学者には、三つの自由が必要だ。師説からの自由、支配的学説からの自由、そして過去の自分の見解からの自由だ。自分の生涯は、この三つの自由のための闘いであった」と述べたという。たしか法律学全集の月報で、三ケ月先生が紹介しておられた。

午前11:41 2022年4月18日 Twitter for iPhone
https://twitter.com/tamai1961/status/1515883290687053826?cxt=HHwWhIDR5cj0v4kqAAAA


 「師説からの自由」は結構大事ですね。
 これ違うと、何故俺の言うことを聞かないんだ、という人いますから。

 学者で、これが実践できている人は、恐らく少数派だと思います。
 師の言うことは何でも聞けが、日本の学問の伝統芸。

 有名なのは、会計学者である番場嘉一郎先生と弟子の中村忠先生。
 中村先生の著書によれば、中村先生は2回破門されたのだという。

 番場先生の説に首肯できず、逆らったからだったような記憶(ここは記憶不確か)。
 ただ、それでもいつの間にか破門解かれているところが、なんというか。

 「支配的学説からの自由」は、貫ける人もそうでない人もいるのでしょう。
 私は、かつて「財務諸表三本化の理論」を主張した染谷先生を思い出します。

 染谷先生、キャッシュフロー会計の台頭までキワモノ扱いされていましたよね。
 中村忠先生も、結構酷いこと言っていた筈です(「考え方・読み方」あたり)。

 そして、「過去の自分の見解からの自由」ですが。
 これは、きちんと自分の過去の学説のおかしさを自己批判するのが前提ですね。

 「昔からそう言ってました」としらばっくれる自由ではない。
 それは、学問の自由以前に、学問への誠実さを欠く行為でアウト。

 この点を踏まえてであれば、当然に必要な自由ですね。
 学問は、間違いを乗り越えて進歩していくものなのですから。



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2022/02/22

『季刊 会計基準』廃刊

『季刊 会計基準』廃刊

 ビックリ。
 衝撃のアルベルトだわ。

『季刊 会計基準』廃刊のお知らせ
https://www.asb.or.jp/jp/info/134858.html

 2022年3月号(2022年3月18日発行・第76号)で廃刊ですか。
 第一法規側の申し入れなのでしょうか。

 いや、どんどん紙媒体は厳しくなっていきますが。
 電子書籍でも残せなかったというのが、より厳しさを実感させます。

 会計学者って、活躍の場がどんどんなくなっていくのですかね。
 まぁ、実務家からすれば、縁遠い世界ではありますが。

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