私の実家が売れません!_高殿円
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私の実家が売れません!
高殿円
エクスナレッジ 2024年7月19日初版第1刷発行
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https://www.amazon.co.jp/dp/4767832985
Kindle本がないので、久々に地元の本屋で買いました。
エクスナレッジって、JW_CADの出版社のイメージでしたが、確かに髪ばかりか。
さて、買ってみましたが。
これ、なかなか強烈なお話でして。
一旦売却が決まった筈が、再建築不可物件というのが分かって話が流れ。
その後、著者が奮闘して、売却に成功するまでというのが大まかなあらまし。
流れた原因の1つは、業者の接道義務確認が直前になったためで。
眼の前の一見道路のようなものは、実は道路ではなかったという話。
うん、やはりあるんですね、このパターン。
というか、それでも売ったという話なので、この本に興味持ったのですが。
で、その後、ジモティーなどを活用して奇跡的売却にこぎつけるわけですが。
著者の行動力の素晴らしさに感動で、是非読みましょう、ですね。
ただ、その行動力の源泉は、作家でもある著者の人間観察によるものなのかも。
P32-34の考察は、なるほどなぁと思いました。
実際のアクションはP108からですが、リサーチ力すごいです。
あと、P110で建築基準法改正情報を踏まえて、今しかないと判断するとか。
いろいろ勉強になります。
最後に監修者の高橋正典氏との対談(p169-)があります。
親が元気なうちに調査だけはやっておけは、強く同意ですね。
ただ、信頼できる不動産関係者を一般人がどう見つけるかが実は勝負なのですが。
そこは監修者の高橋氏からは言えないところかな。
あと、人間関係9割の具体的中身についてもこの対談記事で語っていますが。
この辺の理解が、著者が作家であることが大きかったのかもなぁとも。
なお、折込で「その後の話」が入っていました。
いつか続編が出るのかを期待させる内容ですね、うん。
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