カテゴリー「学校教育」の155件の記事

2023/02/20

「最終的に網羅的な校正は教科書会社の責任」文科省(読売新聞)

「最終的に網羅的な校正は教科書会社の責任」文科省(読売新聞)

「お墨付き」地図にまさかの大量訂正、検定通した文科省「最終的な責任は教科書会社」
読売新聞 2023/02/18 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/kyoiku/news/20230217-OYT1T50254/2/

 相当お粗末な話で、東京書籍が最も大きな責任を負うのは当然。
 ただ、


 今回大量の訂正がある教科書が配布されたことについて、同省教科書課の担当者は「こうした結果になったことは遺憾だ」としながらも、「検定結果が不適切だったとの認識はない。最終的に網羅的な校正は教科書会社の責任で行われるものだと考えている」との見解を示した。


 では、文科省検定の存在意義って、何ですか。
 なくてもいいのでは、という疑問を生じさせる文科省のコメント。

 読書中である安倍首相の回顧録でも何度か出てきますけど。
 官僚の無謬性の原則を垣間見る気がしますね。

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校長や教頭がパワハラで病気休職、加害者は事務職員「『仕事できません』と首に札下げさせろ」_読売新聞

校長や教頭がパワハラで病気休職、加害者は事務職員「『仕事できません』と首に札下げさせろ」_読売新聞

校長や教頭がパワハラで病気休職、加害者は事務職員「『仕事できません』と首に札下げさせろ」
読売新聞 2023/02/17 21:08
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230217-OYT1T50199/

「長崎県教育委員会は17日、勤務校の校長ら計6人に対してパワハラ行為を繰り返したとして、同県西海市立中学校の男性事務職員(59)を停職6か月の懲戒処分とし、課長補佐相当職から係長相当職に降任する分限処分を行った。」

「校長と新しい教頭は精神疾患を発症し、校長は10か月間、教頭は4か月間、病気休職している。」

 これでも一発解雇、刑事告発できない、日本の教育の現状、おかしすぎますよね。
 文科省と厚労省は、解体を議論すべき時期でしょう。

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2023/02/14

法制度改革の大いなる失敗 早大特命教授・内田貴_産経新聞

法制度改革の大いなる失敗 早大特命教授・内田貴_産経新聞

法制度改革の大いなる失敗 早大特命教授・内田貴
産経新聞 2023/2/7 07:00 有料プラン記事
https://www.sankei.com/article/20230207-5IWPQJTLLRNJTFCDZSHXKACF5A/

「しかし、鳴り物入りで導入されたこの制度は、今のところ壮大な失敗に終わっている。なぜなら法科大学院制度導入によって、司法試験を志す若者は増えるどころか大幅に減ってしまったからである。(略)根本の問題は、司法試験合格者を増やすことに抵抗が強いことにある。そのような提言に対しては、すぐに「質の悪い弁護士が増える」とか、「弁護士が増えすぎると、弁護士が生活できなくなる」といった批判が噴出し、議論が進まなくなってしまう。」

 合格者を増やすことが、直接悪いわけではない。
 局所的な論理の世界では、その通りなのでしょう。

 しかし、現実の動きとして見ると、一般国民の法定素養が低いまま。
 専門家だけを拡大しても、意識差があり過ぎて生じる問題も増幅される。

 そのギャップを埋めることへの配慮がなさすぎなのだと思います。
 専門家増員も大事ですが、国民と専門家との意識の差異を詰めないと。

 監査論では、期待ギャップと言われるものですね。
 法律の考え方を、中学や高校で学ばせることは不可能ではないでしょう。

 今の科目と別に教えると思うと、現場で無理という話になりますが。
 数学や国語の補論として教えることができるはずです。

 いや、そういう教え方は、大学教授とかが反対しそうですが。
 しかし、実務技術としての法律は、数学と国語で理解すべきでしょう。

 ならば、それぞれの科目のエクステンションとして教えるのが素直。
 近年話題になった下記は、それを意図していた気がするのですが、さて。

「大学入学共通テスト(仮称)」記述式問題のモデル問題例平成29年5月
独立行政法人大学入試センター
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=105&f=abm00000395.pdf&n=%E3%80%8C%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%88%E4%BB%AE%E7%A7%B0%EF%BC%89%E3%80%8D%E8%A8%98%E8%BF%B0%E5%BC%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C_%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B45%E6%9C%8816%E6%97%A5%E5%85%AC%E8%A1%A8.pdf

モデル問題例2
 転勤の多い会社に勤めているサユリさんは、通勤用に自動車を所有しており、自宅近くに駐車場を借りている。以下は、その駐車場の管理会社である原パークとサユリさんが締結した契約書の一部である。これを読んで、あとの問い(問1~3)に答えよ。
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=105&f=abm00000395.pdf&n=%E3%80%8C%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%88%E4%BB%AE%E7%A7%B0%EF%BC%89%E3%80%8D%E8%A8%98%E8%BF%B0%E5%BC%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C_%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B45%E6%9C%8816%E6%97%A5%E5%85%AC%E8%A1%A8.pdf#page=16

【2分でわかる】共通テスト対策国語「契約書」の読み方・問題文(第1回)資料読解のポイントを解説(明治大学教授 石出靖雄)
明治書院 2020/12/21
https://www.youtube.com/watch?v=dsnzVFWJunQ

【2分でわかる】共通テスト対策国語「契約書」の読み方・解答解説(第2回)資料読解のポイント解説(明治大学教授 石出靖雄)
明治書院 2020/12/22
https://www.youtube.com/watch?v=DCizHJiGBhc

 ちなみに、私が言っていることがそうおかしくないというのは。
 下記の渋谷秀樹立教大学名誉教授・弁護士のお話でも確認できるかと思います。

渋谷秀樹先生インタビュー①「高校の先生や高校生に伝えたいこと」
明治書院 2020/04/20
https://www.youtube.com/watch?v=HLoCrQarT6E

渋谷秀樹先生インタビュー③「国語科に期待されること」
明治書院 2020/04/21
https://www.youtube.com/watch?v=H48GEjpl4bI

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2023/01/17

架空取引で8千万円流用 児童見守り「ツイタもん」運営の元代表を逮捕_産経新聞

架空取引で8千万円流用 児童見守り「ツイタもん」運営の元代表を逮捕_産経新聞

架空取引で8千万円流用 児童見守り「ツイタもん」運営の元代表を逮捕
産経WEST 2023/1/11 19:45
https://www.sankei.com/article/20230111-VE32JXBG4JKOTFJZ3RSWAU3AH4/

「子供の登下校を見守るサービスを手がけた自身の会社に架空の取引で8千万円の損害を与えたとして、大阪府警捜査2課などは11日、会社法違反(特別背任)容疑で、大阪市中央区のIT関連会社「AIプロジェクト」の元代表取締役、(略)容疑者(65)=兵庫県西宮市甲陽園目神山町=を逮捕した。「会社の資金8千万円を不正に流用し、自宅の購入資金にあてた」と供述し、容疑を認めている。」

「逮捕容疑は池内容疑者が同社代表だった平成30年11月、仕入れ業者と取引があったように偽装し、前渡し金の名目で8千万円を業者の口座に振り込んで自社に損害を与えたとしている。」

「AIプロジェクトは平成31年3月期に約11億円の売上高を計上。だが業績が悪化し令和2年12月、大阪地裁に民事再生法の適用を申請している。」

 学校の関係者って、騙しやすいんでしょうね。
 隔絶した社会で生きていますから。

 各種の教育用ITツールで、本当に良いものが入っているのか。
 一般社会の目からは、目ん玉飛び出ることが少なくないとも聞きます。

 まぁ、徐々にいろんなことが明らかになってくるのでしょう。

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2023/01/03

si」か「shi」か ローマ字表記統一で大変革も_産経新聞

si」か「shi」か ローマ字表記統一で大変革も_産経新聞

si」か「shi」か ローマ字表記統一で大変革も
産経新聞 2022/12/31 07:00 大泉 晋之助 有料会員記事
https://www.sankei.com/article/20221231-TEBGRUBN7FLNJNRNXJJ6RP3ILQ/

「昭和29年に示された内閣訓令では、訓令式を第1表に掲げて主な表記法とし、第2表で掲げたヘボン式、日本式を用いてもよいとしている。以降、表記の整理は行われていないが、現在では、訓令式とヘボン式の2種類が使用されるのがほとんどで、実態としてはヘボン式が優勢とみられる。」

 自分も、ヘボン式を基本にしていますね。

 統一する必要性があるのか、有料記事なので先を読まないと分かりませんが。
 学習者の混乱を防止する措置をちゃんと設けてほしいなと。

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2022/11/28

“ゼミは女子を優先” 男性教授にアカハラ疑い 帝京大が調査委_NHK

“ゼミは女子を優先” 男性教授にアカハラ疑い 帝京大が調査委_NHK

“ゼミは女子を優先” 男性教授にアカハラ疑い 帝京大が調査委
NHK 2022年11月26日 11時55分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221126/k10013904221000.html

「この男子学生によりますと、その後、教授に会ってメールの意味を尋ねたところ、「女性だと思い優先的に採るつもりだった。あんな名前なんだから誤認してもしかたがない。最終的には採る側の権限だ」などと言われたということです。」

 失礼ながら、男女差別以前にアホですね。
 こんな言い訳が通ると思っている時点でアウト。

 ということで、漫画でお勉強して、1から出直してほしいですね。


サイコミ
アカデミックSOS まつかわ

 アカハラ、不正、隠蔽が蔓延する、とある大学。 隠蔽された友の死の真相を暴くため、志方智和は大学の闇に切り込んでいく―― 緊迫の智略劇、開幕。

https://cycomi.com/fw/cycomibrowser/chapter/title/183

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2022/10/22

奨学金過払いめぐり東京地裁でも和解 学生支援機構が対応方針も説明_朝日新聞

奨学金過払いめぐり東京地裁でも和解 学生支援機構が対応方針も説明_朝日新聞

朝日新聞デジタル記事
奨学金過払いめぐり東京地裁でも和解 学生支援機構が対応方針も説明
田中恭太2022年10月13日 20時35分
https://www.asahi.com/articles/ASQBF6D5DQBFUTIL02S.html

「機構は、保証人が複数いる場合に各保証人が返済義務を等分に負うとされる民法上の「分別の利益」を、保証人に告げずに全額請求していた。別の保証人が起こした訴訟で、札幌高裁が5月、半額を超えて支払われた分などの返金を機構に命じ、そのまま確定。機構は、同様の保証人約2千人に過払い分計約10億円を返す方針を明らかにしていた。」

「保証人への通知で、元の借り主に再び請求する場合があることを必要以上に強調するなど、返金申請をためらわせる文言を使わないことや、返金申請書の提出期限が過ぎたり、記録が破棄されたりしても、柔軟・丁寧な対応に努めることなどを明言した。」

 要するに、過去の行動は完全に間違っていたと認めるってことですね。

「原告の埼玉県の男性は「和解は良かったが、問題の報道後すぐに機構が適切に対応してくれれば裁判をする必要はなかったし、今回のような対応をすべきだったのではと思う」と話した。」

 おっしゃるとおり。

 ただ、そもそも奨学金ありきで大学に行くのって。
 学校側が、生徒に普通に勧めるからですよね。

 大学に行くより、将来の就職を考えるのであれば。
 専門学校や高専の方が良い場合も、決して少なくない筈ですね。

 経済的負担や将来の付加価値を考えるのであれば。
 大学に行くことの意味は、再度問われるべきです。

 仮に、好きな学問で大学院に行くのだという場合でも。
 文系の場合、その後の就職先がなくて経済的貧困になりやすいというのも徐々に知られつつある筈。

 返済あり奨学金は、就職・結婚後も返済が続いてトラブルになりやすい。
 その事実について、学校の進学相談担当教師への教育が大事でしょう。

 進学率ありきなのかどうかはわかりませんが。
 返済のある奨学金前提での進学は、誰にでも勧めるべきではない。

 私はそのように思います。
 繰り返し書きますが、大学に何のために行くのか、社会が再度考えるべき時期ではないかとも。

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2022/09/16

福山の小学校教諭、児童に不適切発言繰り返す_中国新聞

福山の小学校教諭、児童に不適切発言繰り返す_中国新聞

福山の小学校教諭、児童に不適切発言繰り返す
YAHOO!JAPANニュース 2022/9/12(月) 18:52配信 中国新聞デジタル
https://news.yahoo.co.jp/articles/af5d6634b9c2365a91af3f918d1bc5c13f59dbcc

「児童は教諭を恐れ、登校できずにいるという。」

「児童の保護者によると、教諭が4月に担任になって以降、宿題を忘れるなどした際に「地球から消えて」「顔も見たくない」などと暴言を吐かれるようになった。廊下で胸ぐらをつかまれてドアに肩を押しつけるなどされたという。」

「複数の児童が、男子児童が女性教諭から同様の発言をされた状況などを記入した。教諭が男子児童の胸ぐらをつかんでドアに押しつけた際に「ドーン」という音がした、とつづった児童もいる。」

 これはもうアウトとしか言いようがないですね。
 しかし、市教委は、いまだこの教諭をかばっているように見えます。

 教諭が、自分の立場を利用して暴言を子供にぶつけるのが許されるわけはない。
 これがいじめだと、市教委は認識できないのでしょうか。

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2022/08/19

大日向先生がメチャ優しい

大日向先生がメチャ優しい

 かつてのあの毒舌を知っている身からすると。
 信じられないことですが。

Obinata@tobin1022
https://twitter.com/tobin1022

 大日方先生、受験生にメチャクチャ優しいですね。
 やはり、30年という時間経過は大きいってことですか。

 あの頃は、キレキレだけど、超上から目線の説明でした。
 だから、私は、後で川村先生の講義に流れて行ったのですが。

 ただ、大日方先生の、中村財務諸表論のポイント分析は流石でした。
 あれがなかったら、中村説って、無味乾燥に見えていたかも。

 通説って、じんわり来るんですよね。
 それが、後になって分かってきた気がします。

 まぁ、大日方先生にお会いする機会はないんじゃないかと思いますが。
 何か機会があれば、お礼は申し上げたいかもしれません。

 会計については、歌を忘れたカナリヤ状態ですけれど。
 それでも、自分の基礎の一部を育ててくれたのは間違いありませんから。

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2022/08/09

「“風邪と同じだから大丈夫”はとんでもない暴論」子どものコロナ後遺症 軽視できないデータと当事者の証言_TBS NEWS DIG

「“風邪と同じだから大丈夫”はとんでもない暴論」子どものコロナ後遺症 軽視できないデータと当事者の証言_TBS NEWS DIG

「“風邪と同じだから大丈夫”はとんでもない暴論」子どものコロナ後遺症 軽視できないデータと当事者の証言
TBS NEWS DIG NEWS DIG編集部 久保田智子 2022年8月7日(日) 08:00
(JNN 7月28日放送・配信『SHARE』より)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/114772

 「2020年から4000人以上のコロナ後遺症患者を診察するヒラハタクリニック・平畑光一院長」へのインタビューによれば、子どもの後遺症はなかなか深刻ですね。

「ーー子どもの“コロナ後遺症”に気づけないとどうなるんでしょうか?

「(略)

 でも実際は、後遺症が進むと勉強は一切できなくなります。教科書を見るだけでもつらくなり、文章は読めるけど内容が頭に入らないなど深刻です。そういう状態で無理やり勉強させたり、鍛えたらそのうちできると思って本を読ませ続けたりすると、症状がますます重くなってしまいます」」

 これを見て、親に勘違いするな、というのが無理かもしれない。
 事前に聞いていても、言ってしまいそうという気がしてなりません。

 ではどうすべきか。
 平畑院長の言葉は下記。

「ですので、コロナを軽視しないで、かからないようにすることが大事です。後遺症にならない一番の方法は感染しないことです。多くの方にとって、特に感染が爆発的に拡大している状況においては、ワクチンも打っておいた方がいいものであると思います。

そして、コロナにかかってしまったら『子どもにもコロナ後遺症がある』『無理をさせてはいけない』ということを意識して、感染後も子どもに気を配ることが重要です」

 これ、親や教育者たちが是非知るべき知識でしょうね。
 知らなかったことが不幸を招いたとの事例多発は、もう見えている気がします。


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