成年後見制度を使ったら失職 「違憲」主張する元職員の裁判始まる_朝日新聞
成年後見制度を使ったら失職 「違憲」主張する元職員の裁判始まる_朝日新聞
成年後見制度を使ったら失職 「違憲」主張する元職員の裁判始まる
朝日新聞デジタル記事 有料会員記事 寺島笑花2022年7月12日 19時00分
https://www.asahi.com/articles/ASQ7D5WTYQ7DTIPE022.html
「失職を伝える長崎市の通知書。「(成年後見制度を利用し)保佐開始となった平成30年9月21日付け失職であるため、登庁の必要はありません」と書かれている=2022年7月12日午後2時48分、長崎市万才町、寺島笑花撮影」
成年後見制度とありますが、写真の説明からすると、「保佐」ですね。
無料閲覧可能部分には記載ないので、これはミスリードだと思います。
ただ、なかなかすごい話ですね。
「訴えによると、女性は市職員だった1992年に統合失調症を発症。2016年に退職願を出した。18年、判断力を欠いた状態で出した退職願を受理したのは違法だとして市を提訴。21年に長崎地裁が免職取り消しを命じ、福岡高裁が市の控訴を棄却したことで勝訴が確定していた。」
これだけ読むと、かなり違和感あります。
意思能力を理由にしていますが、本当は非自発的退職だったからなのかも。
で、退職願の受理は違法だとなったけれど。
その裁判の過程で、保佐制度を利用したのですね。
すると、今度こそ、
「市は同年11月、女性が18年から制度を利用していたことが「欠格条項」に当たるとして、女性に失職を通知したという。」
となったと。
これ、訴えるための準備行為が、敗因になってしまうと。
訴訟担当弁護士からすると、気まずさ極地でしょうね。
いや、織り込み済みで以前説明していればいいのですが。
下手すると、顧問弁護士を訴える、なんてならないかちょっと心配。
顧問弁護士としては、仕方ない選択肢だった可能性も当然ありますが。
この裁判の流れだと、流れ弾に当たってしまう懸念もありそうな。
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