カテゴリー「認知症・高齢者社会」の186件の記事

2023/09/21

「アイスが食べたい」と暴れる男性患者にかみつかれて…全国で起こる院内暴力にどう対応すべきか_ヨミドクター

「アイスが食べたい」と暴れる男性患者にかみつかれて…全国で起こる院内暴力にどう対応すべきか_ヨミドクター

後閑愛実&ゆき味「病棟ものがたり」
yomiDr.2023年9月7日 医療・健康・介護のコラム
「アイスが食べたい」と暴れる男性患者にかみつかれて…全国で起こる院内暴力にどう対応すべきか
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20230906-OYTET50011/


ある日、頼んでいたアイスを母親が買ってこなかったことに腹を立てた患者さんは「なんであのアイスがないんだ!」と暴れ出しました。患者さんを止めようとした同僚の看護師はおなかを殴られ、もう一人は押し飛ばされました。

 止めに入った私は抱きつかれ、両腕を押さえられた状態でかみつかれました。その後、数人がかりで取り押さえて鎮静剤を打ち、ようやく落ち着きました。かまれた右腕には、歯形が赤くくっきりと残り、1週間ほど消えませんでした。


 酷いですね。
 サービスする側になんでも甘えていいと勘違いしている人達が最近増えました。


 私が勤務している病院では、上記のような出来事が続いたため、「たとえ認知機能が低下している患者さんであっても、明らかな暴力を受けたときは警察を呼ぶ」などの院内の対応マニュアルができました。今のところ、実際に警察を呼んだことはありません。

 問題が起こりそうな患者さんには、複数で対応するようにしています。ささいなことでも医療スタッフで情報を共有して対応策をみんなで考えるなど、被害を一人で抱え込まないように取り組んでいます。


 結局、こういうガイドラインを事前に作っておいて。
 いざとなったら、迷わず対処する、しかないんでしょうね。

 手遅れにならないようにするためには。
 医療の現場に限らず、いろんなところで今後考えていくべき問題です。

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2023/08/11

特養で80代誤嚥死、2500万円賠償命令 名古屋地裁_産経新聞

特養で80代誤嚥死、2500万円賠償命令 名古屋地裁_産経新聞

特養で80代誤嚥死、2500万円賠償命令 名古屋地裁
産経新聞 2023/8/7 19:15
https://www.sankei.com/article/20230807-OR7B4BXGLJJH5NIWFOH44XP3TA/

「名古屋市の特別養護老人ホームで令和3年、パーキンソン病だった入所者の80代男性が食事中に誤嚥(ごえん)死したのは、施設が注意義務を怠ったためだとして、遺族3人が運営元の社会福祉法人「長生福寿会」(名古屋市)に約3千万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が7日、名古屋地裁であり、藤根康平裁判官は約2500万円を支払うよう命じた。」

「藤根裁判官は判決理由で、亡くなる1カ月半前にも朝食を喉に詰まらせ、むせ込んだことがあり、同じように食事を提供すれば、より重大な結果が生じる危険を認識できたと指摘した。」

「その上で、介護記録にむせ込んだ事実が記載されていないなどとして「十分な情報共有や原因分析がされなかったとうかがわれる」と過失を認定した。」

 私が、この社会福祉法人の従業員だったら、勤務辞めますね。
 たぶん、ここでいうようなケアやっていたら、日々は終わらない。

 特養は、寝たきり老人レベルの人たちが中心となっているので。
 腰を痛めるのは日常で、訳の分からない年寄り相手で、日々精神削られる。

 彼らのストレスは、多くの場合、日々極限に来ているはずです。
 なのに、更なるケアを求められても、やってられないというのが当然でしょう。

 社会福祉法人で人手が足りない理由の1つは。
 明らかに、過度なケアを求めすぎていることにあると思います。

 それは社会福祉法人が悪いというよりも、制度設計した厚労省の罪が重いですが。
 ただ、その水準を当然と思う、国民にも多分に罪はあるように思いますね。

 そして、それを追認する裁判所であり司法。
 誤嚥で死なせたら社福の罪だというメッセージの持つ意味が、分からないんでしょうね。

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2023/08/02

勝手に処分できない…アパートでも“遺品部屋” 入居にも影響_NHK

勝手に処分できない…アパートでも“遺品部屋” 入居にも影響_NHK

勝手に処分できない…アパートでも“遺品部屋” 入居にも影響
NHK 2023年7月26日 18時14分
(社会部記者 坪井宏彰/おはよう日本ディレクター 丸岡裕幸)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230726/k10014142031000.html

「遺品が放置されたままの部屋が各地で増えています。
 さらにこうした事態は新たに入居を希望する高齢者にも影響を及ぼしています。」

「法律では、本人が死亡したあと残った遺品は相続財産となり、所有権が「相続人」に移ると定められています。
 そのため無断で処分するわけにもいかず、会社では遺品を保管するためだけに毎月4万円ほどの経費を負担してこの倉庫を借りていますが、このままでは保管スペースが足りなくなると懸念しています。」

 で、この結果、

「こうした事態への懸念から、賃貸住宅の大家や不動産管理会社では高齢者などの入居を敬遠する傾向が続いています。」

 こうなりますね。

 ただ、取材で取り上げた例は、そもそも滞納により自宅競売された人なので。
 保証人いないと借りられないというのは、当然でしょうね。

「後日、私たちがこの不動産会社に取材したところ「以前、亡くなった入居者の遺品が部屋に残され、多額の撤去費用がかかった経験があり、きちんとした保証人や近隣に身内がいない高齢者は受け入れられない」と話していました。」

 これは一般論なので、取材の事例とは違うような。
 まぁ、こういうところで違和感持たないのが、NHKらしいけど。

「過去に起きた“遺品部屋”の問題が、男性の入居に影響を及ぼしていたのです。」

 我田引水でしょう、これ。
 まぁ、NHKらしいです(大事なことなので、2回言いました)。

 で、市役所相談して、支援団体の紹介を受けて。
 アパート入居できる見込みがたったのですね。

 国が対策を出しているものの、なかなか難しいと。

「国が2017年以降スタートさせた制度や対策は、次の3つです。
(1)「セーフティネット住宅」の登録制度
(2)「居住支援法人」を指定・支援
(3)「モデル契約条項」の策定・公表(2021年~)」

 このうち、大家の不安対策が(3)だと。

「そして(3)ですが、それでも拭えない大家側の不安を払拭するため、入居前の契約時に、入居者が亡くなった時に遺品の処分などを行う第三者をあらかじめ決めておく内容を盛り込んだモデル的な契約条項を策定、公表したものです。」

 なるほど。
 国交省が法務局などとも協力して資料作ったりしているのですね。

残置物の処理等に関するモデル契約条項 国土交通省
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000101.html

「残置物の処理等に関する契約の活用手引き」リーフレット
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001391723.pdf

【家主さん向け】60歳以上の単身入居者の死亡時、簡便な方法で残置物を処分する方法を取りまとめたガイドブック」((公社)全国賃貸住宅経営者協会連合会 提供)
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/content/001462617.pdf

残置物の処理等に関するモデル契約条項の解説動画
https://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk3_000119.html

 アパマン経営されている大家さんたちは、対応していくべきでしょうね。
 弁護士さんや司法書士さんの手も借りた方がいいかもしれません。

 ただ、結局、国は、社会の超高齢化に真正面から向き合えていないのでしょう。
 しかし、制度の歪は大きくなるばかりだろうなぁという気はします。

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2023/07/12

妻を40年介護した夫、車いすごと海へ突き落とす…長男らの施設入所提案には反対していたが_読売新聞

妻を40年介護した夫、車いすごと海へ突き落とす…長男らの施設入所提案には反対していたが_読売新聞

妻を40年介護した夫、車いすごと海へ突き落とす…長男らの施設入所提案には反対していたが
読売新聞 2023/07/06 16:08
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230706-OYT1T50149/

「検察側は冒頭陳述で、1982年頃に脳梗塞こうそく を発症して左半身不随となった(略)さんの介護を自宅で続けてきた(略)被告は、事件1か月ほど前から「施設に入所させるくらいなら、殺害してしまおう」と決意したと指摘。」

「これに対し、弁護側は、40年にわたって献身的に介護をしていた(略)被告は将来に不安を募らせるなか、長男らに照子さんを施設に入所させることを提案されたが、「自分が最期まで面倒をみる」と反対していたと主張。(略)被告は(略)さんを殺害後、長男に「自分も飛び込もうと思ったが、死にきれなかった」と説明していたとして、情状酌量を求める方針を示した。」

 せつなすぎますね。
 皆幸せになれるように行動したはずなのに。

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2023/05/11

高齢者らに接種開始 令和5年度のコロナワクチン_産経新聞

高齢者らに接種開始 令和5年度のコロナワクチン_産経新聞

高齢者らに接種開始 令和5年度のコロナワクチン
産経新聞 2023/5/8 09:53
https://www.sankei.com/article/20230508-4OZ54F3PRFKRNKSHVIQTB22TQQ/

「対象は65歳以上や、5歳以上で基礎疾患があるなど重症化リスクが高い人、医療・介護従事者。9~12月には全年代が打てるようになり、高齢者らは年内に2回接種できる。」

 6回目の接種が行われるのですね。

「政府は無料で打てる予防接種法の「特例臨時接種」を6年3月まで続ける。6年度以降は対象者から費用の一部徴収が可能な「定期接種」への切り替えも視野に検討を進める。」

 新しい株が出てこなければ、これでなんとか、と皆祈っているでしょうね。

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2023/04/10

成年後見人の立場利用し7200万円着服、京都弁護士会元副会長を在宅起訴_読売新聞

成年後見人の立場利用し7200万円着服、京都弁護士会元副会長を在宅起訴_読売新聞

成年後見人の立場利用し7200万円着服、京都弁護士会元副会長を在宅起訴
読売新聞 2023/04/05 07:28
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230331-OYT1T50007/

「起訴状によると、(略)容疑者は2016年5月~22年1月、成年後見人や相続財産管理人として保管していた3人分の預金を口座から計20回にわたって払い戻し、計7200万円を着服したとしている。」

 専門家後見人制度の信頼性を低下させる事例がまた1つ。

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2023/03/08

「サポート詐欺」で49万円詐取、遠隔操作で手数料振り込み中に“ゼロを足す”斬新な手口_INTERNET Watch

「サポート詐欺」で49万円詐取、遠隔操作で手数料振り込み中に“ゼロを足す”斬新な手口_INTERNET Watch

「サポート詐欺」で49万円詐取、遠隔操作で手数料振り込み中に“ゼロを足す”斬新な手口
INTERNET Watch DLIS・柳谷 智宣2023年3月3日 07:23
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/dlis/1482551.html

 確かにこれは斬新な手口。


ネット詐欺師の指示に従って開いたウェブページで6桁のコードを入力したのですが、実はこのときに男性のPCには遠隔操作ソフトがダウンロードされていたのです。作業が終わったあとにサポート代金の1万円と手数料の490円をネットバンキングで振り込むことになったのですが、男性が目を離した隙にネット詐欺師によって手数料の桁にゼロを3つ遠隔操作で付け足されてしまったのです。結果的に、49万円を送金してしまうことになりました。同様の手口で、1月30日には洲本市の50代女性も被害に遭って、250万円を騙し取られています。


 ある程度の操作ができる高齢者、というのが味噌ですね。
 ネットバンキングができるので、金を抜きやすい。

 これらの犯罪の防止には、犯罪者がどうやってターゲットを絞るのかの研究が必要なのかなと。
 いや、既に着手はされていると思うのですが。

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2023/03/04

預貯金詐欺防止に70歳以上はATM引き出し額に制限 山形県警と金融機関_産経新聞

預貯金詐欺防止に70歳以上はATM引き出し額に制限 山形県警と金融機関_産経新聞

預貯金詐欺防止に70歳以上はATM引き出し額に制限 山形県警と金融機関
産経新聞 2023/3/3 22:12
https://www.sankei.com/article/20230303-G3LKBMOWXNPRLJUJGYUJJ3XZHE/

「山形県警と県内の金融機関は3日、預貯金詐欺など特殊詐欺による被害を食い止めようと、4月から70歳以上の利用者がATMで引き出せる金額を制限することを発表した。」

「山形銀行など地方銀行3行(実施行を含む)、山形信用金庫4金庫、山形中央信用組合3組合が参加。引き出し限度額は20~30万円となる。」

 今後、全国に広がる恐れがありますね。
 そうなると、高齢者のカードでの引き出しで不便する人たちも出てきそう。

 困る人達は、事前に何かアクションを起こす必要性に迫られそう。


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2023/03/03

入所者転倒死 施設側に賠償命じる 地裁福山支部判決「対策が義務」_山陽新聞

入所者転倒死 施設側に賠償命じる 地裁福山支部判決「対策が義務」_山陽新聞

入所者転倒死 施設側に賠償命じる 地裁福山支部判決「対策が義務」
山陽新聞(2023年03月01日 21時38分 更新)
https://www.sanyonews.jp/article/1368856

「福山市の介護老人保健施設「サンスクエア沼南」(同市水呑町)で2020年、女性入所者=当時(74)=が転倒して死亡したのは、施設側の注意義務違反のためとして、遺族が施設を運営する医療法人社団常仁会(同市鞆町後地)に1650万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、広島地裁福山支部であり、請求全額の支払いを命じた。」

 凄い。
 請求の全額支払いを認めたんだ。

 で、これも居室での転倒が原因での死亡。
 高齢者は、死ななくても、転倒が各種問題の引き金になっています。

 で、判決は結構厳しい。

「女性は以前、認知症と診断され度々単独で行動し、少なくとも2度転倒事故を起こしていた」
「職員らには重大な傷害を負うことを回避する対策が義務づけられていた」

 うーん、認知症の患者を管理するのって、結構難しいんですよね。
 子供があちこちフラフラいくのと同じ。

 高齢者って、子供より変な知恵持っていたりするので更に厄介かも。
 かといって縛り付けると虐待だと言われる。

 この事件で、どのような過失が具体的に問題とされたのかわかりませんが。
 あまりにも抽象的な議論になっていないことを期待したいです。

 さもなければ、真面目に介護やる施設がなくなりかねない。
 AIで全部ロボット介護される時代になるまでの話かもですが。

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2023/03/01

自分だけは大丈夫…電話詐欺の被害者、8割が「過信」_読売新聞

自分だけは大丈夫…電話詐欺の被害者、8割が「過信」_読売新聞

自分だけは大丈夫…電話詐欺の被害者、8割が「過信」
読売新聞 2023/02/27 15:46
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230227-OYT1T50083/

「「家族と電話詐欺に関する話をして、対策を決めている」と答えたのは2人のみ。半数近くが「話をしたが対策は決めていない」と回答し、話をしたことがなかった被害者も3割いた。

 このほか、自動録音機能付きの電話機を設置したり、常に留守番電話に設定したりする対策を取っていた人はいなかった。」

 高齢者の家庭では、留守電を基本にするしかない。
 そういう時代なのでしょうね。

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