パブリックコメントに大量の同一意見…「除染土の再利用」「マイナ保険証」などSNSで例文拡散_読売新聞
パブリックコメントに大量の同一意見…「除染土の再利用」「マイナ保険証」などSNSで例文拡散_読売新聞
パブリックコメントに大量の同一意見…「除染土の再利用」「マイナ保険証」などSNSで例文拡散
読売新聞 2025/05/05 05:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20250504-OYT1T50090/
「国が政策案について一般から意見を募るパブリックコメント(パブコメ)で、1万件以上の意見が寄せられたものが昨年度、現行制度で最多の10案件に上ったことが読売新聞のデータ分析でわかった。文言・文章が同一の意見が大量にあり、いずれもSNS上に意見の「例文」を示して提出を呼びかける投稿が拡散していた。」
要するに、パブコメを根拠に行政を進めることの限界露呈なのでしょうね。
「10案件は、東京電力福島第一原発事故に伴う除染作業で発生した「除染土」の再利用、新型インフルエンザ等対策政府行動計画、マイナ保険証の関連など。 除染土のパブコメには過去最多の20万7850件の意見が集まった。だが、実施した環境省が精査したところ、意見の96%(19万9573件)は、残りの4%(8277件)のいずれかと全く同一の文章だった。「反対」「汚染土県外使用禁止」とだけ書かれた意見はそれぞれ約1万件あった。」
「残りの9案件も「同一文言が相当数あった」(厚生労働省)、「同一文言や語尾だけ変えたものが大量にあった」(総務省)という。」
では、同一じゃなければよいか。
これも、生成AIの利用が進むこれからだと、単純すぎる規制になるでしょう。
「川上和久・麗沢大教授(政治心理学)は「パブコメで特定の意見を多く見せかけることは、社会の分断を招きかねない。趣旨を理解して制度を利用すべきだ」と指摘している。」
うーん、発信者に自主規制しろというのは無理でしょう。
むしろ、パブコメの使い方を検討すべき時代なのだとしか思えませんが。
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