カテゴリー「イデコ(個人型確定拠出年金)」の8件の記事

2017/01/31

一番わかる確定拠出年金の基本のき その7

一番わかる確定拠出年金の基本のき その7


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 続きです。

..P66

02 金融機関選びのポイント①
   事務手数料は口座管理料をチェック!

 国民年金基金連合会への支払分(加入時・その後)と
 口座管理料における事務委託先金融機関費用は同じだが、
 運営管理期間の手数料は、各社で大きく違う

 さらに、資産残高の額が一定以上になると
 運営管理期間手数料を無料にしている先がある

→ここは、手数料だけで決めないにですが。

..P70

04 金融機関選びのポイント③
   商品を持っているとコストがかかる!

 継続的に発生する信託報酬の額が高いと
 運用成績にも影響する

..P72

05 個人型確定拠出年金の口座を開設しよう!

 自分で選んだ金融機関に資料請求して、
 口座を開設する必要がある

 連絡して資料が来たら申込書を記入して返送

 その後国民年金基金連合会による
 加入審査があり、承認されると、
 「個人型年金加入確認通知書」が届く

 第1号被保険者の場合、以上で手続完了
 以後は、毎月指定日に、自分の銀行口座から
 掛金が自動的に引き落としされ、
 金融商品が購入される

 企業年金制度のない会社員の場合
 申し込み必要書類に
 「事業所登録申請書兼第2号加入者に係る
  事業主の証明書」
 を同封する必要がある

  会社の人事部か総務部に提出して
  記入押印してもらうことになる

 掛金支払い方法は、給与天引きと
 個人払込の選択が可能

「個人でやるのだから、職場は関係ない」というのが
  単なる思い込み
だというのがわかります。

 ということで、なかなかいろいろ詰まった一冊でした。

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2017/01/30

一番わかる確定拠出年金の基本のき その6

一番わかる確定拠出年金の基本のき その6


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 続きです。

..P56

06 個人型確定拠出年金
   どこで申し込んだらよいの?

 国民年金基金連合会のサイトでわかる

 金融機関により商品品揃え、手数料、サービスの質が
 異なる

→国民年金基金連合会のサイトは絶対に押さえるべき。

..P60

08 確定拠出年金を60歳で受け取るには
   加入期間は最低10年!

 60歳から老齢給付として引き出せる
 ただし
 60歳時点で、DCの加入期間が10年以上であることが条件

→60歳からの受給は原則なので、自分がそうなるとは限らない。
 ちょっと注意でしょうね。

  企業型DCから個人型に移行した場合
  加入期間は合算で判定

  加入期間が10年未満の場合
  受給開始年齢が後ろにずれる

 個人型DC
  掛金拠出は60歳以降できない
  しかし
  60歳までに貯めた掛金を70歳まで
  利益非課税で運用できる

 口座振替日に掛金が引き落としできない場合
  その月の掛金は拠出できなかった扱いになり、
  その月は加入期間に含まれない

   掛金の前払い、後払いはできないので注意

→これは今後の制度で改善される見込みみたいですが。

 続きます。

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2017/01/28

自動移管となって年金資産が塩漬けになっているお客様

自動移管となって年金資産が塩漬けになっているお客様

 近代セールス2017年1月15日号より。

5 自動移管となって年金資産が塩漬けになっているお客様
 年金資産の運用が行われず不利益を被る点を伝える
  金指光伸

 転職前の企業で企業型DCを行っていたが
 転職先企業に企業型DC制度が存在しない場合
  転職した日の翌日から6ヶ月以内に
  個人型又は他の企業型DCに移管するか
  脱退一時金の請求を行わないと
  その資産は自動的に国民年金基金連合会に移管される
   この場合
   DC資産は運用されない
   毎月51年の管理手数料だけが差し引かれる

  転職時に手続きをしたかどうかの確認が必要

  なお、転職先に確定給付年金など、他の企業年金制度が
  ある場合でも、個人型DC(拠出限度額月1万2000円)
  に加入できる

…… これって、知らない人結構いそうな論点ですよね。

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2017/01/24

一番わかる確定拠出年金の基本のき その5

一番わかる確定拠出年金の基本のき その5


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 続きです。

..P54
05 入らなくてもいい企業型
   選択制の確定拠出年金もある

 選択制DC
  給与規定を変更して、基本給の一部を
  生涯設計手当とする
   この手当を従業員が給料の天引きで
   DCの掛金として拠出するのか
   給料としてもらうのかを
   選択することができる

  例 月額30万円給与のうち3万円を
    生涯設計手当として
    この3万円をDCに拠出するのか
    (一部拠出も可能)
    給料としてもらうのか選択できる

   仮に2万円をDC掛金として拠出すると
   給料は28万円となり、これによって、
   厚生年金や健康保険などの社会保険料が減る

    ただし、社会保険料が減額になると
    将来の年金受取額が減るデメリットもある

→これを強調して、社会保険料制度の削減手法だと。
 一部の社労士さんが提案を始めているようですね。

 場合によっては、あっという間に広がるかも。
 いいか悪いかは難しいですが、メリットがお互いあるじゃんと。

 続きます。

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2017/01/23

一番わかる確定拠出年金の基本のき その4

一番わかる確定拠出年金の基本のき その4


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 続きです。

..P52
04企業型でも掛金を上乗せ
  マッチング拠出で所得控除

 企業型DC拠出額の上限は55,000円
 (会社に他の企業年金がある場合は27,500円)

 マッチング拠出によれば
 企業の掛金が上記上限より低い場合に
 上限と掛金との差額まで個人が拠出可能

  ただし、個人掛金<=企業掛金 の縛りあり。

 マッチング拠出として、個人が上乗せした額は
 全額所得控除になる

 マッチング拠出が可能かどうかは
 会社の企業型DCに関する規定次第

→企業型DC導入済みの会社の場合、
 まずは自分が任意で出すマッチング拠出が可能か確認だと。

 続きます。

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2017/01/22

一番わかる確定拠出年金の基本のき その3

一番わかる確定拠出年金の基本のき その3


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 続きです。

..P50

03最低5000円からOK!
  制度によって掛金の上限は異なる!

DCの対象者と掛金の違い
  企業型
   マッチング拠出以外は企業が拠出する
  個人型
   5000円からスタート
   上限は被保険者のグループにより異なる

 自営業・フリーランスなど
  第1号被保険者
    個人型DC 月68,000円 #1

 サラリーマンなど
  第2号被保険者
   企業年金(例:確定給付年金など)の有無と
   企業DCの有無で上限が異なる

          企業年金が  企業年金が
          ある場合   ない場合

   企業型DCが  企業型DC   企業型DC
   ある場合   月27,500円  月55,000円
          個人型DC   個人型
          月12,000円#3 月20,000円 #2

   企業型DCが  個人型DC   個人型DC
   ない場合   月12,000円 月23,000円

 主婦など
  第3号被保険者
   個人型DC 月23,000円

#1:国民年金基金加入者は、国民年金基金との合算で
  月68,000円、付加年金加入者は月67,000円
#2#3:企業型DCでマッチング拠出をしておらず、
 規約に個人型DCの加入者になれる旨の記載があれば
 両方のDCを利用できる。
 ただし、掛金の上限は、#2で年額660,000円
 (企業420,000円+個人240,000円)
 #3で、年額330,000円(企業186,000円+個人144,000円)

→結構人によって、あるいは会社の制度によって違うのですね。
 覚えられませんが。

 続きます。

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2017/01/21

一番わかる確定拠出年金の基本のき その2

一番わかる確定拠出年金の基本のき その2


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 続きです。

..P46

01「企業型」と「個人型」
  あなたが加入できる制度はどっち?

 企業型
  掛金は基本会社負担
 個人型
  任意加入し、自ら掛金負担する

 掛金は加入する人による上限が異なる

 DCは公的年金に上乗せする制度なので、
 個人型DCの加入時に国民年金保険料を滞納していたり、
 免除を受けていたりする人は利用できない

→これ、場合によってはですが、要注意論点ですね。

 いや、国民年金保険制度と何の関係あるのと思うと。
 想像もしないのでしょうから。

 続きます。

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2017/01/20

一番わかる確定拠出年金の基本のき その1

一番わかる確定拠出年金の基本のき その1


一番わかる確定拠出年金の基本のき
 頼藤太希・高山一恵
 スタンダーズ株式会社 2016年10月20日発行

 年末年始で、確定拠出年金関係の本を幾つかよみました。
 その際のメモです。

..P42

08引き出しの制限、事務手数料…
  確定拠出年金のデメリット

 原則「60歳まで引き出せないこと」
 加入時と加入後毎月事務手数料が生じる
  金融機関により口座管理料は違う
 将来の年金受取額の増減は自分の商品選択の結果

 DC受給の後に退職金を受取ることがある場合
 退職金受取時に、退職所得控除がフルに使えないことがある

  重複期間分の調整が行われるため

→つまり、退職所得控除の論点がわかっていないとまずいですね。

 自分が利用している退職金制度次第では。
 セールストークと違う結果になる恐れがあるのだ。

 この本では、さらっとしか書いてありませんが。
 これ、相談を受けた人のうち、どれだけが押さえている論点だろうね。

 続きます。

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