カテゴリー「日本語」の20件の記事

2023/08/14

人間、それともチャットGPT? 「文章の指紋」で判別可能に 犯罪捜査の手法活用_産経WEST

人間、それともチャットGPT? 「文章の指紋」で判別可能に 犯罪捜査の手法活用_産経WEST

人間、それともチャットGPT? 「文章の指紋」で判別可能に 犯罪捜査の手法活用
産経WEST 2023/8/10 14:17 花輪 理徳
https://www.sankei.com/article/20230810-XSNXELXDYFIR5J7BRZJ3J3RJUU/

「その結果、隣り合う品詞の組み合わせ▽助詞の使い方▽読点(、)の打ち方▽「また」「この」といった単独で意味を持たない単語の割合-の4つの尺度で分析すると、チャットGPTと人間の文章には統計的に明確な違いがあることが浮き彫りとなった。」

 これは、自分が文章を書く際にも参考になりますね。

「例えばチャットGPTの文章では「〇〇が、~が…」といった並びが目立つほか、助詞「は」のあとに読点が打たれやすいこと、「本論文は」など「本」といった接頭語が使われやすいことが分かったという。」

 なるほど。
 現時点では、まだ癖があるのですね。

「財津氏は富山県警科学捜査研究所の元主任研究官で、脅迫や誹謗中傷などの文章を書いた人物を特定する鑑定業務に従事してきた経歴を持つ。「チャットGPTが作成した文章は自然だが、人間が読んでも一見気づかないような『文章の指紋』をあぶりだすことで、現段階ではほぼ正確に、人間の手によるものか否かを見分けられる」と話した。」

 財津准教授自身も「現段階では」と限定を付けています。
 いずれ、判別つきにくい文章が登場するだろう、という暗黙の理解があるのでしょうね。

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2023/03/20

「お役所言葉」改めます…「受け付けません」を「申請してください」に変更する市_読売新聞

「お役所言葉」改めます…「受け付けません」を「申請してください」に変更する市_読売新聞


「お役所言葉」改めます…「受け付けません」を「申請してください」に変更する市
読売新聞 2023/03/17 07:55
https://www.yomiuri.co.jp/national/20230317-OYT1T50060/

 松阪市で「伝わる広報文書作成マニュアル」をまとめたと。

「「所管する」などが役所言葉の典型例で、「管理する」「担当する」と言い換えれば分かりやすい。命令調や否定形は避け、「10日以降は受け付けません」などは、「9日までに申請してください」と改める。

 10文字以上の漢字が並ぶこともある事業名も幾つかの単語に分けた表現とする。体言止めの多用も避ける。「経費の削減」では、既に削減したのかこれから削減していくのか、情報の正確性を欠く場合があるためだ。」

 なるほど。
 これは、我々も参考になりますね。

「また、「納税が遅れています。支払ってください」と書くより、「あなたの町では10人中9人が期日内に納付しています」と書いた方が、納税率が上がった実証例もある。「強制によらず、ちょっとしたきっかけで人を望ましい行動に導く」とするナッジ理論が働いた一例で、市の情報発信に役立てるという。」

 北風と太陽、ですかね。
 このあたりは表現に工夫が必要なのかもしれません。

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2023/02/14

法制度改革の大いなる失敗 早大特命教授・内田貴_産経新聞

法制度改革の大いなる失敗 早大特命教授・内田貴_産経新聞

法制度改革の大いなる失敗 早大特命教授・内田貴
産経新聞 2023/2/7 07:00 有料プラン記事
https://www.sankei.com/article/20230207-5IWPQJTLLRNJTFCDZSHXKACF5A/

「しかし、鳴り物入りで導入されたこの制度は、今のところ壮大な失敗に終わっている。なぜなら法科大学院制度導入によって、司法試験を志す若者は増えるどころか大幅に減ってしまったからである。(略)根本の問題は、司法試験合格者を増やすことに抵抗が強いことにある。そのような提言に対しては、すぐに「質の悪い弁護士が増える」とか、「弁護士が増えすぎると、弁護士が生活できなくなる」といった批判が噴出し、議論が進まなくなってしまう。」

 合格者を増やすことが、直接悪いわけではない。
 局所的な論理の世界では、その通りなのでしょう。

 しかし、現実の動きとして見ると、一般国民の法定素養が低いまま。
 専門家だけを拡大しても、意識差があり過ぎて生じる問題も増幅される。

 そのギャップを埋めることへの配慮がなさすぎなのだと思います。
 専門家増員も大事ですが、国民と専門家との意識の差異を詰めないと。

 監査論では、期待ギャップと言われるものですね。
 法律の考え方を、中学や高校で学ばせることは不可能ではないでしょう。

 今の科目と別に教えると思うと、現場で無理という話になりますが。
 数学や国語の補論として教えることができるはずです。

 いや、そういう教え方は、大学教授とかが反対しそうですが。
 しかし、実務技術としての法律は、数学と国語で理解すべきでしょう。

 ならば、それぞれの科目のエクステンションとして教えるのが素直。
 近年話題になった下記は、それを意図していた気がするのですが、さて。

「大学入学共通テスト(仮称)」記述式問題のモデル問題例平成29年5月
独立行政法人大学入試センター
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=105&f=abm00000395.pdf&n=%E3%80%8C%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%88%E4%BB%AE%E7%A7%B0%EF%BC%89%E3%80%8D%E8%A8%98%E8%BF%B0%E5%BC%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C_%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B45%E6%9C%8816%E6%97%A5%E5%85%AC%E8%A1%A8.pdf

モデル問題例2
 転勤の多い会社に勤めているサユリさんは、通勤用に自動車を所有しており、自宅近くに駐車場を借りている。以下は、その駐車場の管理会社である原パークとサユリさんが締結した契約書の一部である。これを読んで、あとの問い(問1~3)に答えよ。
https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=105&f=abm00000395.pdf&n=%E3%80%8C%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E5%85%A5%E5%AD%A6%E5%85%B1%E9%80%9A%E3%83%86%E3%82%B9%E3%83%88%EF%BC%88%E4%BB%AE%E7%A7%B0%EF%BC%89%E3%80%8D%E8%A8%98%E8%BF%B0%E5%BC%8F%E5%95%8F%E9%A1%8C%E3%81%AE%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB%E5%95%8F%E9%A1%8C_%E5%B9%B3%E6%88%9029%E5%B9%B45%E6%9C%8816%E6%97%A5%E5%85%AC%E8%A1%A8.pdf#page=16

【2分でわかる】共通テスト対策国語「契約書」の読み方・問題文(第1回)資料読解のポイントを解説(明治大学教授 石出靖雄)
明治書院 2020/12/21
https://www.youtube.com/watch?v=dsnzVFWJunQ

【2分でわかる】共通テスト対策国語「契約書」の読み方・解答解説(第2回)資料読解のポイント解説(明治大学教授 石出靖雄)
明治書院 2020/12/22
https://www.youtube.com/watch?v=DCizHJiGBhc

 ちなみに、私が言っていることがそうおかしくないというのは。
 下記の渋谷秀樹立教大学名誉教授・弁護士のお話でも確認できるかと思います。

渋谷秀樹先生インタビュー①「高校の先生や高校生に伝えたいこと」
明治書院 2020/04/20
https://www.youtube.com/watch?v=HLoCrQarT6E

渋谷秀樹先生インタビュー③「国語科に期待されること」
明治書院 2020/04/21
https://www.youtube.com/watch?v=H48GEjpl4bI

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2023/01/14

長いインタビューでは年表を用意する_

長いインタビューでは年表を用意する_

NHKアナウンサーのはなす きく よむ
2005(平成17)年4月1日発行
編集 日本放送協会・日本放送出版協会
発行 日本放送出版協会

 アナウンサーたちが、話す・聞く・読むについて語る。
 ラジオ第二放送のテキスト。

 正直、もう少し内容がないのかなと思うものが大半でした。
 いや、仕方ないのかなと思いますが。

 ただ、なるほどと思ったのは。
 岸慎治氏パートの一部。

「私たちは長いインタビューをするときには、相手の年表を作ります。」

 そういえば、以前読んだ下記で、山根一眞氏が作ると書いてましたね。

5人のプロに聞いた!一生モノの学ぶ技術・働く技術
阿部正浩・前川孝雄
有斐閣 平成29年10月20日初版第1刷発行
https://www.amazon.co.jp/dp/4641174342

 数年前に座談会の司会をやった時に用意しておけば良かったかと反省。
 でも、自分が誘導できる立場でもなかったので、無理か。

 むしろ、別方面で考えていくべきなんだろうなと。
 長いインタビューでは年表を用意するは、覚えておこう。

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2023/01/04

ダニング・クルーガー効果についての著者論文要約を翻訳すると

ダニング・クルーガー効果についての著者論文要約を翻訳すると

 ネット上で、ダニング・クルーガー効果について言及するものがあった。
 で、検索すると、原典がダウンロードできるようになっていた。

Psychology, 2009, 1, 30-46
Published Online December 2009 (http://www.scirp.org/journal/psych).
Copyright © 2009 SciRes. PSYCH
Unskilled and Unaware of It: How Difficulties in Recognizing One's Own Incompetence Lead to Inflated Self-Assessments
Justin KRUGER, David DUNNING
https://www.researchgate.net/publication/12688660_Unskilled_and_Unaware_of_It_How_Difficulties_in_Recognizing_One's_Own_Incompetence_Lead_to_Inflated_Self-Assessments

 そこにあった要約が次。


Abstract

People tend to hold overly favorable views of their abilities in many social and intellectual domains. The au-thors suggest that this overestimation occurs, in part, because people who are unskilled in these domains suffer a dual burden: Not only do these people reach erroneous conclusions and make unfortunate choices, but their incompetence robs them of the metacognitive ability to realize it. Across 4 studies, the authors found that participants scoring in the bottom quartile on tests of humor, grammar, and logic grossly overes-timated their test performance and ability. Although their test scores put them in the 12th percentile, they estimated themselves to be in the 62nd. Several analyses linked this miscalibration to deficits in metacogni-tive skill, or the capacity to distinguish accuracy from error. Paradoxically, improving the skills of partici-pants, and thus increasing their metacognitive competence, helped them recognize the limitations of their abilities.


 ワードで翻訳を掛けたものに手を入れたのが下記。


要約

 多くの社会的および知的領域において、人々は、自分の能力に対して過度に好意的な見方をしがちだ。このような過大評価は、部分的には、これらの領域に未熟な人々が二重の困難を被ることで生ずることを、著者たちは示唆している。これらの人々は、誤った結論に達し不幸な選択をするに留まらず、そのことを理解するメタ認知能力までも能力のなさ故に奪われてしまうのだ。4つの研究で、ユーモア、文法、論理のテストで下位4分の1の点数だった参加者は、テストの成績と自己の能力を大幅に過大評価していた。彼らのテストの点数は12%だったが、自分自身を62%だと推定した。この較正の誤りは、いくつかの分析により、メタ認知スキルの欠陥、または精度と誤差を区別する能力に関連付けられる。逆説的だが、参加者たちの能力を向上させメタ認知能力を高めることは、彼らが自分の能力の限界を認識するのに役立つのだ。


 国語の問題なら、

【1】著者がいう「二重の困難」とは何か。文中の言葉を使って説明せよ。
【2】「そのこと」とは何を意味するのか。文中の言葉を使って説明せよ。

 なんてところか。

 英語だと【1】は、構文故に、直後の文のことだと気づきやすい。
 日本語だと、本当は、読者にわかるよう「つまり」を入れたいところ。

 で、翻訳じゃなければ、もっとわかりやすく表現できるのに。
 原文尊重の限界があるんだなぁと。

 逆に言えば、国語の問題の多くは、書き手が悪いんだろうなと。
 誤読を招かない書き方ができるのに、そうしなかったのだから。

 ただ、翻訳の場合は、元の文章から離れすぎてはいけないという制約がある。
 そうすると、誤読の可能性を知りつつも、仕方なくそういう表現にしてしまっていることもある。

 おそらくは、そういうことなんだろうなぁ。

 なお、ダニング・クルーガー効果についての紹介記事は。
 下記あたりがわかりやすそう。

2019.04.22 Patti Shank自律的学習認知バイアス
初心者には適切な指導者が必要(Dunning-Kruger Effect)
海外記事 Written by 遠藤 ATD Japan Summit
http://www.ipii.co.jp/archives/blog/%E5%88%9D%E5%BF%83%E8%80%85%E3%81%AB%E3%81%AF%E9%81%A9%E5%88%87%E3%81%AA%E6%8C%87%E5%B0%8E%E8%80%85%E3%81%8C%E5%BF%85%E8%A6%81%EF%BC%88dunning-kruger-effect%EF%BC%89/

2019.08.14 3Stars認知バイアス
Dunning-Kruger Effect: 有害なパラドックス
海外記事 Written by 遠藤 ATD Japan Summit
http://www.ipii.co.jp/archives/blog/dunning-kruger-effect-%E6%9C%89%E5%AE%B3%E3%81%AA%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%89%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9/

 この中で紹介されている下記は、ため息を付きつつ同意。
 いや、私よりも、医師の方々が一番そう思うんじゃないかな。

「世の中には、学習に対する感情的な主張や、科学的根拠に基づかないソリューションがあふれています。学者として、学習に関する科学的な研究でわかっていることを一般の人に説明しても、見当違いな反論をされてしまいます。たとえば、「ハイライトをつける方法は効果が低い、非効率な学習方法である」と言うと、「ハイライトを使って試験に合格した知り合いがいるので、ハイライトが機能しないのはウソだ」という反論されるので、「そのようなやり方が必ずしも試験に合格した原因ではない」と説明しなければならないそうです。」
(学習心理学者のPaul A. Kirshner氏と職場の学習の専門家であるMirjam Neelen氏が書いたブログより)

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2023/01/03

si」か「shi」か ローマ字表記統一で大変革も_産経新聞

si」か「shi」か ローマ字表記統一で大変革も_産経新聞

si」か「shi」か ローマ字表記統一で大変革も
産経新聞 2022/12/31 07:00 大泉 晋之助 有料会員記事
https://www.sankei.com/article/20221231-TEBGRUBN7FLNJNRNXJJ6RP3ILQ/

「昭和29年に示された内閣訓令では、訓令式を第1表に掲げて主な表記法とし、第2表で掲げたヘボン式、日本式を用いてもよいとしている。以降、表記の整理は行われていないが、現在では、訓令式とヘボン式の2種類が使用されるのがほとんどで、実態としてはヘボン式が優勢とみられる。」

 自分も、ヘボン式を基本にしていますね。

 統一する必要性があるのか、有料記事なので先を読まないと分かりませんが。
 学習者の混乱を防止する措置をちゃんと設けてほしいなと。

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2022/12/05

角が立たない便利な断り文句は_新田 龍氏twitter

角が立たない便利な断り文句は_新田 龍氏twitter

 関わりを持ちたくない系の誘いや、同意要求があったら、どう断るか。


新田 龍@nittaryo

(略)

…などなど、あらゆる場面で応用できる、角が立たない便利な断り文句は

「私、めちゃくちゃ口軽いですよ?」

です。

午後8:39 2022年11月28日Twitter Web App
https://twitter.com/nittaryo/status/1597193447336972288?cxt=HHwWgMDQocy-r6osAAAA


 これは確かに使える……。

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2022/04/15

不意に出る あのことばづかいに注意!(NHK)

不意に出る あのことばづかいに注意!(NHK)

不意に出る あのことばづかいに注意!
NHK 2022年04月04日
https://www3.nhk.or.jp/news/special/news_seminar/syukatsu/syukatsu873/


美土路雅子さん)最近多いのが「とか」。「とか弁」って言うそうです。
例えば、OBOG訪問の前に電話をかける時に「ご都合とかよろしいでしょうか」ってつい言ってしまうんですね。

学生)言ってしまいます。


 「とか弁」ってあるんだ……。
 しかも、学生さんが「言ってしまいます」だから相当拡散しているのですね。

 「私的には」も、今や、普通に使う学生さんたちが増えているのだと。
 昔は本来の表現ではないとわかって使っていた筈ですけどねぇ。

 で、気になったのは下記。


学生)ありのままの自分を見せることが、相手にも人柄を想像してもらえるんじゃないかなって思うのですが・・・
ありのままのことばづかいは、やっぱりよくないんですか。


 今の自分を受け入れてくれる人を家族として見つけるのは大事かもしれません。
 しかし、ビジネス・仕事でそれを相手に求めるのは勘違いでしょうね。

 もし、それでも求めたいのなら、

 「なら、あなたはどれだけの貢献ができるのですか?」

 との質問に、どう答えるのか、ということになりますね。
 対価を伴うお仕事、ビジネスですから。

 ここで、特別な貢献をできるというのが相手にわかれば。
 「特別待遇」もありでしょう。

 逆に言えば、それができないのなら、「ありのままの自分」は押し付け。
 相手に自分を認めろと強要しているということの自覚が必要。

 この学生さんは、そこらが無自覚ですね。
 恐らく、この先どこかで躓くんじゃないかなと心配です。

 そして、同じ勘違いをしている学生さんたちは結構いるのではないかとも。

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2022/01/05

算用数字を使う横書きでは「○か所」「○か月」と書く(新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告))

算用数字を使う横書きでは「○か所」「○か月」と書く(新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告))

「新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)」について
文化庁 令和3年3月12日
https://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/92882602.html

 こういうものが出ているのですね。

新しい「公用文作成の要領」に向けて(報告)
令和3年3月12 日 文化審議会国語分科会
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/92895101_01.pdf

 へーってものも、そうだねってものもありますが。
 個人的には、下記が気になっていたので、今後採用しようかと。


ケ 算用数字を使う横書きでは「○か所」「○か月」と書く

 常用漢字表には「箇」が採られているが、横書きで算用数字を用いる場合には「3か所」「7か月」と平仮名を用いて書く。一般の社会生活でよく使われる「3ヶ所」「7カ月」といった表記はしない。

 なお、概数を示すために漢数字を用いる場合には、「数箇所」「数十箇所」のように「箇」を使って書く。また、「何箇所」「何箇月」なども「箇」を用いる。同様に、縦書きで漢数字を用いる場合には「三箇所」「七箇月」と書く。これを横書きで引用するときには、「3か所」「7か月」のように直す。
(必要に応じて、元の縦書きにおける表記と同じにすることもある。)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/92895101_01.pdf#page=22


 まぁ、公用文としての書き方なので、普段使いはどうなのかもですが。

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2021/11/06

タイトル・見出しをつける訓練を何故させないのだろう

タイトル・見出しをつける訓練を何故させないのだろう

 一般の新聞などはもちろんのこと。
 税務雑誌などを見ても、タイトル・見出しがダメという例は多いですね。

 インパクトのために捏造めいたタイトルやるのは論外ですが。
 そうでなくても、タイトル・見出しが文の要約機能であることを失念していると思しき例は少なくない。

 社会人を意識した国語教育の基本は、文章の要約である。
 そのように言っても良いように思います。

 逆に言えば、そのような能力の欠如が、誤解を生み出して。
 間違った内容の記事を作り出してしまうことが多いのでしょう。

 理想論めいた価値観を人に押し付ける前に。
 堅実に、国語能力を磨くように、教育を推し進めるべき。

 自分にできることはなんだろうなと、時々考えます。

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