私が脱税!? 父の教訓、身辺整理はしっかりと 相続税に苦戦 森永卓郎さんが残した言葉_産経新聞
私が脱税!? 父の教訓、身辺整理はしっかりと 相続税に苦戦 森永卓郎さんが残した言葉_産経新聞
私が脱税!? 父の教訓、身辺整理はしっかりと 相続税に苦戦 森永卓郎さんが残した言葉
話の肖像画 経済アナリスト・森永卓郎<4>
産経新聞 2025/2/4 10:00 岡本 耕治
https://www.sankei.com/article/20250204-42JTCCOS2JPT3FFV6H34EQ3VXY/?outputType=theme_portrait
「父は18年に脳出血で倒れて半身不随となり、23年の東日本大震災の直後に亡くなりました。」
「途中で介護施設に入りましたが、毎月の介護費用が40万円ちょっとかかる。父の年金じゃ全然足りない。父の口座の残高がどんどん減っていった。」
「父に「もうすぐお金なくなるよ」と言ったら、「お金はいっぱいある」と。」
「ただ、それがどこの銀行口座なのか分からない。父が「絶対にある。卓郎は稼いでるんだからとりあえず払っておけ」って言うので、ずっと立て替えていたんです。全部で多分、何千万円になったはずです。」
この状態でお父さんが亡くなったと。
で、何故、司法書士・税理士に依頼しなかったが不思議ですが。
自分で全部やろうとしたのですね。
その結果、銀行や役所で大変な思いをしたと。
「父親はあちこち転居していたので、追跡するのが本当に大変でした。一番もめたのが東京の文京区役所です。空襲で戸籍が焼失しているんですよ。銀行に「焼けて戸籍なんかない」って言ったら、「じゃあ区役所から『戸籍が焼失した』という証明書をもらってきてください」と。ところが区役所は「そんな書式はない」と。もう、板挟みです。」
「それだけで2週間ぐらい潰れました。ようやく書類をそろえ、結局9つの口座があることが判明しました。」
自分が経済アナリストを名乗りつつ、他の専門家を頼るという発想がなかった結果ですね。
いや、とても良い教材です。
そして、一番は次かな。
「うちは何千万円のお金を立て替えていたのに、忙しくて領収書も記録も全然残していなかった。それで本来なら払わなくてよかった相続税を払うはめになったんです。」
「私の得た教訓は、親に自分の分は自分で払ってもらう。立て替えた場合は、きちんと領収書と記録を取っておかないと大変な目に遭いますよ、ということです。」
おっしゃるとおりですね。
税務だけじゃなく、身内の争いから自分を守るのも記録とエビデンスでしょう。
さて、森永卓郎については、正直、主張の多くは疑問符でしたけれど。
数年間の闘病生活の末のご昇天でした。御冥福をお祈りしたいと思います。
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