自転車で信号無視の10歳児が車と衝突 「過失割合100%」 保護者に賠償リスク_産経WEST
自転車で信号無視の10歳児が車と衝突 「過失割合100%」 保護者に賠償リスク_産経WEST
自転車で信号無視の10歳児が車と衝突 「過失割合100%」 保護者に賠償リスク
産経WEST 2024/11/18 08:00 弓場 珠希
https://www.sankei.com/article/20241118-UJV4IHQD7NPUXCZG3Q4CIK7ZMY/
「幼児からお年寄りまで、幅広い年齢層に利用される自転車だが、道路交通法上はれっきとした「車」。」
そうなんです。
そこを国民に周知することなく法律だけ変えてしまったので。
ギャップがあまりにも大きすぎる。
その意味で、まさにこの事例は、重要なのでしょう。
「男性はアクセルペダルを踏まず、徐行して進入。すると左側から赤信号を無視した10歳児の自転車が飛び出してきて、車とぶつかった。車はほぼ停止状態だったため、児童にけがはなかった。
乗用車の運転手は児童側に修理費用を求めて提訴。大阪簡裁は「本件事故の原因は児童にある」との判断を示し、児童側の過失を認定した。」
児童が乗る自転車であっても、車だということからすれば。
そうなりますよね。
そして、児童に責任問えなければ、保護者が責任とるしかない。
これを当然と思うのか、仕方ないと思うのか、理不尽と思うのかは、人それぞれでしょうけれど。
「児童側は判決を不服として控訴したが、大阪地裁で行われた控訴審でも「児童と男性の過失割合は100対0」と認定された。児童側は上告している。」
なるほど、まだ最高裁の判断があり得るのですね。
で、大阪弁護士会の杉田章弁護士のコメントが下記ですが、
「一方、今回の訴訟で加害側とされた10歳児のような、処罰対象とならない年齢層でもマナー向上は必須。だが免許制度のない自転車では、利用者への周知の機会がどうしても限られる。杉田弁護士は「まずは親世代への呼びかけを進め、家庭内での教育を促す必要がある」と話した。」
いや、自転車を車だと定義するのであれば、免許制度は必須ではないでしょうか。
車が凶器になり得るというのが、法規制の前提となる事実であるのは、児童が運転する場合も同じです。
厳しい時代だ、というのは別にこれに限ったことではありませんし。
児童だからなんでもやらせてよい、というのは、そろそろ再考の時期でしょう。
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