カテゴリー「経済・政治・国際」の842件の記事

2023/10/01

令和5年10月1日から一般書留料及び簡易書留料等の料金が改定される

令和5年10月1日から一般書留料及び簡易書留料等の料金が改定される

 知りませんでした。

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令和5年10月1日からの各種登記手続における郵便料金の取扱いについて
法務局 更新日:2023年9月13日
https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/page7_000001_00012.html

 令和5年10月1日(日)から一般書留料及び簡易書留料等の料金が改定されることに伴い、各種登記手続(注1)において、登記の申請人等又は登記事項証明書等の交付請求人(以下「申請人等」といいます。)に御負担いただく郵便料金の取扱い(注2)については、次のとおりとなりますので、お知らせします。
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2023/09/29

数学を使わない数学の講義 その5 第5章 「常識の陥穽」から脱する方法

数学を使わない数学の講義 その5 第5章 「常識の陥穽」から脱する方法

数学を使わない数学の講義
小室直樹
ワック 2005年5月5日初版発行
https://www.amazon.co.jp/dp/4898310826/

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHRVJ5D/

 続きです。

 第5章 「常識の陥穽」から脱する方法で、数量化が意味を持つには条件があると。

「「俺は、柔道三段、空手四段、将棋三段だから、合わせて十段だ」などというのも、冗談としてはおもしろいが、その段数を合計すること自体にはなんの意味もない。つまり、数量化してあれば、異質のもの同士の比較ができるというのは、思い違いにしか過ぎないことは、これでおわかりいただけよう。」(P245)

 これ、まさに似たような話を、大学時代の理系の友人としました。
 彼は、人間の感覚を数量化して測定できれば、いろんな比較ができるだろうと。

 しかし、私は、その感覚が同様である前提が成立しないから、意味がないだろうと。
 彼は不満げでしたが、当時の私が言いたかったのも、上記の話です。

 ただ、理系の人間は、総じてこのような発想の人が少なくない気がします。
 いや、私がそう感じているだけかもしれませんけれど。

 そして、経済学で出てくる合成の誤謬の説明が出てきますが。
 手前で、考え方の基本の説明があります。

「すなわち、全体の命題が部分の命題にすべて成り立つ場合と、全体の命題が部分の命題には成り立たない場合とがあるのである。では、それはいかなる違いなのか。実は、ある集合に関する命題には、集合の個々の要素に関する命題と、集合全体に関する命題の二種類があるのである。」(P261)

 これは、本当に、知らない人は、全く話が通じないわけですね。
 経済学を学べば、何故マクロ経済学が必要かという話で理解するわけですが。

 ただ、話が通じない人たちに、勉強しろと言っても、火に油ですし。
 小室先生の言う通りではありますが、人間社会はなかなか厄介ですよね。

 ということで、久々に小室節を読んでみて。
 この人の本は、読むべき価値があったなと、かつて読んだ自分を褒めてあげたい。

 もちろん、今の皆さんにも是非読んでほしい本ですね。

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2023/09/28

数学を使わない数学の講義 その4 第4章 科学における「仮定」の意味

数学を使わない数学の講義 その4 第4章 科学における「仮定」の意味

数学を使わない数学の講義
小室直樹
ワック 2005年5月5日初版発行
https://www.amazon.co.jp/dp/4898310826/

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHRVJ5D/

 続きです。

 第4章 科学における「仮定」の意味で、科学とそれ以外との違いを問う。

「それでは、科学的知識と、それ以外との知識との根本的な違いは何か。それは、科学的知識に限っては、公理主義によって出現したものなのだから、その知識がどんな仮定によって出てきたものかわかることである。」(P205)

 残念ながら、日本では、科学を誤解している人たちが多いですね。
 そして、ブードゥーの世界に引きずり込もうとしている人たちが少なくない。

 もちろん、日本以外も、そういう人たちっているのですが。
 諸外国は、自分たちの利益のために、そういう行動をしている人たちが多くて。

 日本では、必ずしもそうではない、あるいはそう思っていない人たちが多くて。
 かえって問題を厄介にしていると感じますね。

 そして、この章で印象的なのはもう1つ。
 相手の批判とは、相手の学説の継承であると(P232)。

 確かに、いいとこどりをせず、相手の説を根底から批判すれば。
 結果的に、それをオーバーライドせざるを得ないのでしょうね。

 もちろん、程度の大小はあるでしょうし。
 また、全部じゃなくとも継承と言えることもあるかもしれない。

 つまり、ある程度の部分が系として独立していれば。
 全部じゃなく、その部分だけの継承はあり得るでしょう。

 要するに、つまみ食いにならないよう、体系として取り込んだうえで。
 おかしな部分をメンテして自分のものにすれば、それは継承なのでしょう。

 考えてみれば、学問って、常にそういうものかもしれませんね。

 続きます。

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2023/09/27

数学を使わない数学の講義 その3 第3章 矛盾点を明確に掴む法

数学を使わない数学の講義 その3 第3章 矛盾点を明確に掴む法

数学を使わない数学の講義
小室直樹
ワック 2005年5月5日初版発行
https://www.amazon.co.jp/dp/4898310826/

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHRVJ5D/

 続きです。

 第3章 矛盾点を明確に掴む法は、必要条件と十分条件との峻別がテーマ。
 ここは、必要条件・十分条件につき、もう少し定義をはっきり書いてほしかったかな。

 で、ベン図で理解する下記が分かりやすいと思います。

十分条件・必要条件【超わかる!高校数学Ⅰ・A】~授業~論理と集合#16 - YouTube - 超わかる!授業動画
https://www.youtube.com/watch?v=CltFYLDV5sM

「十分条件・必要条件のポイントは!
・ある命題に対して,矢印の向きを逆にしたものを「逆」という!
・p ⇒ q が真であることを p は q であるための十分条件という!
・p ⇒ q の逆が真であることを p は q であるための必要条件という!
・p ⇒ q とその逆がいずれも真であることを,必要十分条件という!」

 こちらを踏まえると。

 十分条件は、全体集合に入るための部分集合の条件。
 それでなくても、全体集合に入るルートはあり得るわけですが。

 その部分集合であることで、全体集合に入れることが保証されている。
 人間であることは、哺乳類であるための十分条件であると(P147)。

 上記動画「p ⇒ q が真であることを p は q であるための十分条件という」は。
 p=「人間である」q=「哺乳類である」となるわけですね。

 ベン図で言えば、qがpよりも大きい場合、pはqの十分条件だと。

 次に、必要条件とは、その中の部分集合に入るための条件。
 最低限、そこを満たさないと、その中の部分集合を満たせない。

 P146の例で、入国のためには、パスポートが必要条件だというのはどうか。

 動画の「p ⇒ q の逆が真であることを p は q であるための必要条件という」は。
 p=「パスポートがある」q=「入国できる」で確認してみると。

 パスポートがないと、入国できないですね。
 だから、逆が真ですから、確認できたことになります。

 ベン図で言えば、pがqよりも大きい場合、pはqの必要条件だと。

 他の条件が必要かどうか、というのはまた別にして。
 それが条件満たさなければダメというのが、必要条件。

 逆が真になる、ということはそういうことですものね。
 これは、法律でいうところの要件だと言えるでしょう。

 更に、プログラムのifで記載される部分だと。
 プログラムだと、true/falseで判断するので、必ず、必要条件になる。

 と理解していいのかなと。
 違ってたら、誰か指摘してねですが。

 で、本に戻ると、面白かったのは、内面の自由の話(P178)。
 欧米では、内面の問題と外面の問題が、理念的には、はっきり二分されていると。

 これが日本だと区別されていないので、面従腹背だと首がとぶと(p181)。
 日本では、外面と内面とを揃えないと嫌われるというわけです。

 しかし、欧州での君臣関係の基本は、外面的行動で、主君の契約を守ればよい。
 面従腹背で、全く問題ないのだと。

 このあたり、根本的に、日本の発想と違いますね。
 同じ制度を使っていても、根本が違い過ぎるなと改めて感じます。

 続きます。

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2023/09/26

数学を使わない数学の講義 その2 第2章 数学的思考とは何か

数学を使わない数学の講義 その2 第2章 数学的思考とは何か

数学を使わない数学の講義
小室直樹
ワック 2005年5月5日初版発行
https://www.amazon.co.jp/dp/4898310826/

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHRVJ5D/

 続きです。

 第2章 数学的思考とは何か、は集合論の重要性。
 全空間に対する部分集合と、その部分集合に属さない補集合について理解しているか。

 現代数学では、ロジックと集合は同じものだと(P70)。
 これを踏まえ、日本は「無規範」だという。

 これは、規範がないというのではなくて、論理に従う規範がないと。
 つまり、予測可能性がないという意味での無規範だというのですね。

 契約書も、違反時の処理が不明確で、本来の契約と言えない(P78)。
 日本には、「そもそも規範がない」のだと(P80)。

 諸外国は、「規範はあるがそれを守らない」というのはあるが。
 規範そのものは明確に存在していると。

 このあたりの理解の違いが、外交音痴である点にも繋がっていると。
 日本の政治家が信用されないのは当然だろうと(P88以下)。

 日本の法制度そのものも、おかしいと。
 裁判所の機能の一部を警察や検事が担っているだろうと(P113以下)。

 なるほど、確かに、制裁するかどうかを、裁判所ではなくて。
 手前の警察や検察が決定権持っているのは、言われれば異常ですね。

 ただ、これが日本的行政の特質かなという気もします。
 行政が一定の裁量権持っていることは、ある意味当然だと。

 とはいえ、諸外国の考え方から言えば、やはり異質でしょうね。
 法律で禁止されていないことは何やってもいい、が近代法だというのなら(P118)。

 そして、民法こそが近代法として、全ての法律の基本だと(p126)。
 弁護士も検事もattorney(代理人)だというのも、当事者対等だから。

 対して、古代社会では、基本法は刑法で、市民法の性格がなかったと(P131)。
 公認会計士の話(P132)も面白いのですが、ここでは省略。

 そして、近代所有概念について3つの特徴があると(134以下)。
 3つ目の「直和性」というのは、言われてなるほどです。

 これはまさにこれまで説明された、集合論の考え方なのでしょうね。
 部分集合と補集合との区別がついているか、と。

 ここから更に、外交の話に戻って、諸外国においては。
 敵と味方をはっきりと区別する、これは直和分解だと(P138以下)。

 続きます。

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2023/09/25

数学を使わない数学の講義 その1 第1章 論理的発想の基本

数学を使わない数学の講義 その1 第1章 論理的発想の基本

数学を使わない数学の講義
小室直樹
ワック 2005年5月5日初版発行
https://www.amazon.co.jp/dp/4898310826/

kindle版
https://www.amazon.co.jp/dp/B0BQHRVJ5D/

 20年近く前に読んでいる筈なのですが。
 最近、また気になって、中古で買いました。

 買ったらkindle本あることが分かって。
 まぁ、そちらもポチりましたけど。

 読み直すと、いろいろ再確認。
 覚えていることもありましたが、再確認含めて良かったなと。

 初版は昭和56年だそうですが。
 私は、多分、平成17年のワック版で初めて読んだと思います。

 以下、各章を読み直してのメモ。

 第1章 論理的発想の基本は、存在問題の重要性。

 本来、そもそもの前提を確認しないと、全て無駄になるわけですが。
 存在していない可能性が念頭にない人って、少なくないんですよね。

 で、今回読み直して、確認できたのは、存在問題はその先があるという話。

「ここで、もう一度、存在問題を要約してみると、存在問題には二つあって、一つは果たして存在するのかどうか。もう一つは存在するとして、与えられた方法で解を見つけることができるかどうかということである。そして、この二つは、別な問題だということ。つまり、存在するとしても、与えられた方法では解は求め得ないといった皮肉な結果も、十分生じ得るということだ。」(P47)

 1つめは、昔からよく言っているので、認識できていますが。
 2つめは、実体験でよくわかっている、ということで言語化まではしてなかった。

 それを再認識できた、という意味で有意義でした。

 続きます。

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2023/09/19

原告側「警視庁による捏造」と主張 大川原化工機国賠訴訟が結審_毎日新聞

原告側「警視庁による捏造」と主張 大川原化工機国賠訴訟が結審_毎日新聞

原告側「警視庁による捏造」と主張 大川原化工機国賠訴訟が結審
毎日新聞 2023/9/15 19:28(最終更新 9/15 19:47) 714文字【巽賢司】
https://mainichi.jp/articles/20230915/k00/00m/040/286000c

「軍事転用が可能な装置を不正輸出したとして外為法違反で逮捕・起訴され、約1年の勾留後に起訴を取り消された化学機械製造会社「大川原化工機」(横浜市)の社長らが、国と東京都に約5億5700万円の賠償を求めた訴訟の口頭弁論が15日、東京地裁であった。」

「判決は12月27日。」

 年末に判決ですか。
 これは是非どうなるか注視したいところです。

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「まさかの敗訴」ってのは当事者とその弁護士にとっての話

「まさかの敗訴」ってのは当事者とその弁護士にとっての話

「森友改ざん訴訟」まさかの敗訴に赤木雅子さんは法廷でくずおれた「私、負けたの?」 抗議の声で騒然とする中、裁判長は…《法廷レポート》
2023年9月18日(月)8時0分 文春オンライン
https://news.biglobe.ne.jp/domestic/0918/bso_230918_2463961935.html

「きょうは勝てると信じていたのに。弁護士の先生たちもみんなそう言ってくれていたのに。」

 この弁護士の方々が、原告に、勝てると吹き込んでいたのだとすれば。
 罪深い、という以外にないのではないでしょうか。

 裁判には絶対はない。
 恐らく、弁護士の方々は、誰よりもよく分かっているでしょう。

 勝ち筋の裁判が絶対に勝てるとは限らない。
 そういう悔しい経験を、多くの弁護士さんたちは実務で経験している筈です。

 しかし、それを言わずに、法律素人の原告に勝てると言ったのだとすれば。
 それは、法曹とのしての倫理として、どうなのでしょうか。

 正直、思想が、法曹倫理を上書きしているのではないでしょうか。
 いや、私にはそう見える、というだけですけれど。

 我々が知るべきは、法曹倫理に厳しい弁護士さんたちが多い中。
 そうではない人たちがいるということに加えて。

 原告に、一見寄り添ってくれるような弁護士が、そうとは限らない。
 そして、それを見抜けないのは、誰が悪いのか、ということなのでしょう。

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中国不動産不況の衝撃 マネー流出も【中国経済コラム】_NHK

中国不動産不況の衝撃 マネー流出も【中国経済コラム】_NHK

中国不動産不況の衝撃 マネー流出も【中国経済コラム】
NHK 2023年9月15日 15時58分
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230915/k10014195361000.html

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中国では土地は国有で、地方政府が土地の使用権を不動産開発会社に売って、その収入をインフラ開発の財源にあててきました。

地方都市での開発に力を入れてきた「碧桂園」の経営難は、不動産業界に依存してきた地方政府の財政悪化につながりかねず、経済に大きな打撃を与えるおそれがあるのです。
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 なるほど。
 これからドミノ倒しが起きる可能性は十分あるのですね。

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2023/09/18

小渕優子氏、関連政治団体の支出巡る週刊誌報道に違法性否定…自身の道義的責任「全くない」_読売新聞

小渕優子氏、関連政治団体の支出巡る週刊誌報道に違法性否定…自身の道義的責任「全くない」_読売新聞

小渕優子氏、関連政治団体の支出巡る週刊誌報道に違法性否定…自身の道義的責任「全くない」
読売新聞 2023/09/14 19:34
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20230914-OYT1T50216/

「自民党の小渕優子選挙対策委員長は14日、親族が幹部を務める企業に自身の関連政治団体から1400万円以上支出していたとする週刊文春の報道について、「法に全く反することなくやらせていただいている」と違法性を否定した。」

「同誌はこのほか、関連政治団体の不適切会計で2015年に有罪判決を受けた元秘書が取締役を務める不動産会社にも賃料として1260万円を支払っていたと報じている。これに対しては、小渕氏は「(元秘書が)現在取締役をやっている事実はない」と説明。」

 文春は、狙っている政治家が表舞台に出たら、即攻撃する。
 当たっていればですが、当たっていないとき、報道する文春は責任を取らないのか。

 流石にそろそろ社会が問うべき時期でしょう。
 なにせ、あのジャニーズですら、責任追及される世の中なのですし。

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