「NGリスト」と記者会見_泉延喜_TSR情報
「NGリスト」と記者会見_泉延喜_TSR情報
法カフェ~記者と弁護士2つの視点~
泉延喜(いずみ・のぶよし)
TSR 情報 令和5年12月4日{月)
「指名NGリストとは、ジャニーズの記者会見の運営を請け負った外資系コンサルティング会社「FTIコンサルティング」(以下「FTI」とします。)が、会見の質疑応答の際に、指名しない記者をリスト化したものです。このリストには、あえて指名する「指名候補者リスト」もついていました。」
この件で興味深いお話が。
「私がNGリスト問題で気になっているのは、複数のコメンテイターがテレビ番組で「NGリストを作ること自体は普通」と発言していることです。」
「FTIは、NGリストを作成した意図について様々な見解を示していますが、要するにメディアをコントロ-ルするためだと思います。会見を平穏無事に終わらせて、クライアントにアピ-ルし、実績を作りたかったのだと思います。」
「騒き出した記者が批判されていますが、騒がなければ、問題が発覚しなかったかもしれません。また、そもそもこれだけの大問題の会見が平穏無事こ終わるはすはなく、また、終わらせようとすること目体が問題です。この発想は、昭相の時代の株主第会を平穏無事に終わらせる「シャンシャン総会」と同じです。」
納得できる部分もあるのですが。
上記のNGリスト普通発言コメンテーターを出しているのもまたメディア。
つまり、メディア自体に自浄機能がないままに他者批判するから。
信頼されない情報になってしまうのだと思いますけどね。
ただ、
「また、アメリカンフットボール部員による薬物問題に揺れ続ける日本大学もしかりです(もっとも、ヤメ検の弁護士先生の暴走も一因のようにも思いますが)。」
の括弧書き部分は、まさにその通りでしょうね。
で、
「前出のBさんは「コンサルの目線の先にはクライアントしかないのではないか」と疑問を呈します。そして「不祥事を起こしてしまった企業の目線の先にはディアを通した社会」がなければならない」と指摘します。ジャニーズにしてみると、今ロのNGリスト問題によって、ジャニー氏の性加害問題だけでなく、企業としての隠ぺい体質を社会にさらけ出してしまったことになります。つまり、メディアとその先にある社会を敵に囘してしまいました。」
メディアが正常であれば、その通りでしょうね。
なので、ここはメディア抜きで書いてあれば然り、なのかなと。
記者出身の方なので、ある程度「身びいき」が生じるのは仕方ないのかも。
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