カテゴリー「心と体」の261件の記事

2024/11/19

パワハラに号泣し「医師をやめよう」と思いつめた部下も…産科主任部長「人間としてとっくに失効」などと暴言_読売新聞

パワハラに号泣し「医師をやめよう」と思いつめた部下も…産科主任部長「人間としてとっくに失効」などと暴言_読売新聞

パワハラに号泣し「医師をやめよう」と思いつめた部下も…産科主任部長「人間としてとっくに失効」などと暴言
読売新聞 2024/11/07 14:00
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241107-OYT1T50087/

「報告書によると、主任部長は業務中の会話で、部下に「人間としてとっくに失効しているだろう」「人間じゃないのに人間と思い込まされて育った」などの侮辱や、地方での産科医療を志す医師に「( 分娩ぶんべん の予約が来るのは)動物でしょう」などの暴言を日常的に繰り返した。

 他の医師がいる前で 執拗しつよう に罵倒した結果、抑うつ状態になって退職に追い込まれた医師や、その場で号泣して「医師をやめよう」とまで思い詰めた医師もいた。

 さらに、部下が「当直できない日」として勤務システムに入力したデータを無断で消すなどし、休暇の取得を妨害した。」

 これが許されたのが、医師の世界だから。
 そう思うのは、恐らくあながち間違っていないでしょう。

 徒弟制の社会の名残が強い医師の世界・現場において。
 パワハラを一定程度許容する文化があるのは、間違いないでしょう。

 もちろん、命を預かる現場だから、厳しさが求められる職場だというのも事実。
 ただ、そうだから、パワハラを許容し続けてよいわけではない。

 そのような取り組みが、医療界のためにも必須だ。
 少なくとも、組織のトップには、そのような中長期的視点が欠如していたきらいはあるでしょう。

「調査委は、これらの言動をパワハラと認定し、「主任部長の言動が大きな原因となり、職場環境が害されている」と指摘した。聞き取りに対して、主任部長は「冗談のつもりだった」などと述べているという。」

 冗談、で済ませようとするのが、加害者の常。
 これは、いじめでも全く変わりませんね。

 正直、言い訳で、冗談を出した時点で、罪を加重する制度があってよいでしょう。
 そのくらい、この言葉は許されない、という意識がこの社会には欠けています。

「主任部長のパワハラ行為については22~23年にも3回、機構に公益通報が寄せられていた。

 しかし、1回目の通報後に実施されたセンターの事務職員による聞き取りなどで「パワハラとは認定できない」と結論付け、病院トップの倉智博久総長が主任部長に注意しただけで終わり、パワハラは継続した。2、3回目の公益通報についても調査は進んでおらず、今回、医師らが上部機関トップの遠山理事長に直訴し、ようやくパワハラ認定に至った。」

 ほらね、医師の世界ならではの忖度があったのでしょう。

 自分がその組織にいたら苦悩しまくるのはわかります。
 しかし、それでも従来と同じ価値判断を続けるのは、自爆行為。

 未だにそのような意識がない人たちが多いのでしょうね。

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2024/11/18

夫のモラハラの原因が発達障害にあり、妻がそれを促進していたと思しき事例_文春オンライン

夫のモラハラの原因が発達障害にあり、妻がそれを促進していたと思しき事例_文春オンライン

12歳年下の妻に「思い通りに動いてくれよ」とモラハラを繰り返して…ついに離婚を突き付けられた夫が至った“意外な思考”
2024/11/4(月) 11:22配信 文春オンライン 旦木 瑞穂
https://news.yahoo.co.jp/articles/c904630cb9a33a0bca35642dbba63b5aed79628b?page=3

 記事は夫メインでタイトル付けてありますが。
 個人的に興味惹かれたのは、むしろ妻の対応の方。

 心理カウンセラー30代男性=“モラハラ加害者”と妻がどう向き合ったかなのですが。 いや、その職業でモラハラ加害者で冗談ですかとも言いたくなりますが、まぁそんなこともあるんでしょう。

 で、ちょっと「へー」だったのが、奥さんの対応。


 瑠美さんは基次さんのモラハラ行為を振り返ってみた。

・基次さんがイライラしている時、しばらくそっとしておくと、「放置された!」とキレ出す

・夫の心を慰めない態度を指摘・叱責され、離婚や別れを匂わされる

・時間が経過すると軽く謝罪され、アドバイスだったと言われ、こちらに反省を促される

「『夫が私を楽しませようとしている時や、自分が楽しみにしている時』『はじめて経験することや、慣れていなくて自信のないことをする時』に、このような“自分が正しいと証明するまで静かにキレ続ける事態”が起こっていることに気付きました。そこで、図書館へ行って調べてみたところ、発達障害の子どもに対する母親の支え方が書かれている本を見つけて、『めっちゃ夫のことだ!』と思ったんです」

 瑠美さんは、早速書いてあることを実践してみたところ、明らかに基次さんの怒りの爆発の回数が減った。


 つまり、モラハラの夫=「発達障害の子ども」だと気がついたのですね。
 凄いなと思います。

 更に、この奥さん、自身の性質が、夫のモラハラを促進していると気がつく。
 いや、凄すぎますね。


 効果を実感した瑠美さんは、本に書いてあることを実践すると同時に、自分自身を捉え直していくことにも取り組んでいく。

 すると、自身には以下のような特徴があることに気づいた。

・空気を読みすぎる性質

・自分よりも周囲を重視

・自分なら解決できるという慢心

「我ながら、モラハラをする人間にとって、都合のいい性格をしていますよね」

 瑠美さんは、「過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えることが出来る」「乗り越えられない困難は与えられない。きっと乗り越えられる」と思い、自分自身を変えようと決意。それと同時に、これまで基次さんから度々「多分俺は発達障害だと思う」と聞かされてきたものの、しっかりと受け止めてこなかった自分を反省。発達特性についての勉強をスタートした。


 発達障害の人が常にモラハラになるわけではないのかもしれません。
 しかし、そのような状況があり得ることは知っておく必要があるのでしょう。

 少なくとも、本人や周囲に一定の処方箋を用意せずに発達障害の人と付き合うと。
 お互いにメチャクチャになることはよくあることなのだと思います。

 一定数以上の発達障害者を抱える社会になった現在。
 我々は、いかに発達障害者と共生していくか、もう少し真剣に考えるべきなのでしょうね。

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2024/11/16

舌鋒の鋭さ健在、「たばこはやめたよ」…阪神「オーナー付顧問」に就任した岡田彰布前監督_産経新聞

舌鋒の鋭さ健在、「たばこはやめたよ」…阪神「オーナー付顧問」に就任した岡田彰布前監督_産経新聞

舌鋒の鋭さ健在、「たばこはやめたよ」…阪神「オーナー付顧問」に就任した岡田彰布前監督
産経新聞 2024/11/7 07:00 嶋田知加子
https://www.sankei.com/article/20241107-LOM3CKSROZNRHH6VNAUAUMTRDM/

「最後に指揮を執った10月13日の試合では、ファンへのあいさつが取りやめになるなど心配されていた体調面。だが、この日は「だいぶいい、だいぶいい」と繰り返し、激しかった咳込みもなかった。

実はCS前から徐々に体調が悪化し、点滴を打って公式戦に臨んでいたときもあったという。「酒はやめても、たばこはやめられへん」と言い続けていた愛煙家だったが、「もうやめたよ」と、あっさり話した。

シーズン終了後には約1週間の検査入院。入院中は喫煙できない環境も手伝って「吸えへんようになったからや。(やめてから)ちょうど1カ月ちゃうか。イライラ? 全然せえへん。(今もたばこを)持ってないもん」と、禁煙に成功していた。」

 体調悪化というだけで、病名について、記事中に明示はないのですが。
 なんとなく、不整脈だったのかな、という感じもしますね。

 何にせよ快方に向かって良かったですね、ではありますが。
 やはり、喫煙の健康リスクって高いのだろうな、とも思わせます。

 もちろん個人差のある問題ではありますが。

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2024/10/27

「他人に見える成長と、自分にしか見えない成長」(マリレナ)

「他人に見える成長と、自分にしか見えない成長」(マリレナ)

【マリウス葉】、姉と語る。思考し続ける二人が向き合う、健康的な心と社会のこと
2024/10/23(水) 19:02配信 SPUR.JP
https://news.yahoo.co.jp/articles/9d99f825eb27d05dac9a1c68f44abe6bc1c0a167

「マリレナ 他人に見える成長と、自分にしか見えない成長があると思うの。メンタルダウンしていた時期、私もマリウスも人から見たら成長どころか後退したように見えたかもしれないけれど、私はこれまでの人生で、そのときが最も成長したと思うし、あの時間があったから、今後の人生がより豊かになるんじゃないかと思う。」

 確かに、自分にしか見えない成長というのはありますね。

 以前のある出来事がその後の自分を大きく育てる契機になった。
 私自身は、それを非常に実感しているのですが。

 それって、多分、他の人には見えないのだろうなと。
 いろんな人と話をしていて、感じることがあります。

 もちろん、他人に見える成長にまでなれば一番いいのですが。
 しかし、そうでなくても自虐する必要はないのだと思います。

 自分自身が、自分自身の成長を感じつつ、噛み締めて進むこと。
 それはそれで人生の大事なことではないかな、とも。

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2024/10/08

英語で「お前が私を殺すか。私がお前を殺すか」…ススキノ切断遺体、父親が隠し撮りしていた「肉声」_読売新聞

英語で「お前が私を殺すか。私がお前を殺すか」…ススキノ切断遺体、父親が隠し撮りしていた「肉声」_読売新聞

英語で「お前が私を殺すか。私がお前を殺すか」…ススキノ切断遺体、父親が隠し撮りしていた「肉声」
読売新聞 2024/10/02 07:35
https://www.yomiuri.co.jp/national/20241002-OYT1T50038/

「データは弁護側が証拠提出したもので、10年以上にわたり多重人格や統合失調症のような症状を示していた(略)被告を専門医に診てもらう際の資料とするため、修被告が2020年10月から隠し撮りしていたという。」

 これ、ビリー・ミリガン案件だったんですね。
 ネットでは、6月頃に既に話題になっていたようですが、知らなかったです。

 うーん。

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2024/09/19

HPVワクチン、月内接種検討を 積極勧奨控えで低迷_共同通信

HPVワクチン、月内接種検討を 積極勧奨控えで低迷_共同通信

HPVワクチン、月内接種検討を 積極勧奨控えで低迷
2024年09月14日 15時49分 共同通信
https://www.47news.jp/11484566.html

「子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種率が、2000年度生まれ以降で大きく低迷していることが、14日までに大阪大のチームの分析で分かった。定期接種の積極勧奨を差し控えた影響とみられる。接種機会を逃した1997~07年度生まれの女性に対する救済措置の期限が来年3月末に迫っており、無料で打ち終えるには初回を今月中に打つ必要があるため、厚生労働省は接種検討を呼びかけている。」

 ワクチン接種で弊害が生じるかもしれない。
 しかし、それを考慮しても、確率論的に打つべきが、医学の結論なのでしょう。

 それを、弊害が生じる都度、騒ぎ、「他人への」接種を邪魔するひとたち。
 彼らは、科学の恩恵は受けていないと言い切れるのでしょうか。

 こういう話を聞くたびに、下記動画の件を思い出しますが。

環境活動家が上院議会で完全論破された件【英語字幕と和訳付き】
mochantv英会話 2023/11/11
https://www.youtube.com/watch?v=LR6mhKRKX9Q

「感染予防のワクチンが開発され、厚労省は10年に公費助成を開始。13年4月に小学6年~高校1年に相当する女子を対象に定期接種化した。しかし接種後に全身の痛みなどの訴えが相次ぎ、積極勧奨を一時中止。安全性と有効性が確認されたとして22年4月に再開した。」

 ワクチンを打っていれば救われた人たちの数、は目に見えませんが。
 子宮頸がんで亡くなっていく人たちの数は、統計で明らかになっていきます。

 当時、接種に反対した人たちは、亡くなった人たちや、遺族に責任がないのか。
 少なくとも、今でも反対する人たちは、そこに弁明しないと話が始まらないと思いますが。

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2024/09/01

生理用ナプキン「男性が1年に12枚あればと言っていた...」能登半島地震で女性医師が痛感した”理解不足“ 昼・夜用など備蓄あったが...置かれていたのは1種類_MBS

生理用ナプキン「男性が1年に12枚あればと言っていた...」能登半島地震で女性医師が痛感した”理解不足“ 昼・夜用など備蓄あったが...置かれていたのは1種類_MBS

生理用ナプキン「男性が1年に12枚あればと言っていた...」能登半島地震で女性医師が痛感した”理解不足“ 昼・夜用など備蓄あったが...置かれていたのは1種類
2024/8/23(金) 7:00配信 MBSニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/1da20d314a85cedd6ac4522693e5d4c764702c38

 だって、女性の生理は、女性だけで性教育も行われてきた歴史があり。
 更に言えば、男性が生理を知ろうとすれば「気持ち悪い」と言われる懸念もあった。

 都合がいい時だけ「知っておくべき」とするのではなくて。
 よいも悪いも、きちんと教えるように、男女差のない性教育に転換すべきでは。

 で、若い男性の生理現象で、「勝手にそうなる」とかいうことや。
 ある時期「頭が猿状態になる」こともある、なんてことについても。

 偏見なく、ちゃんと教育で語ってほしいなと思います。
 そういうのをタブー視したまま、局所的な切り取りは、どう考えても無理があります。

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2024/08/30

「人数不足、分かるでしょ」妊娠で休暇申請の部下に女性警部補がマタハラ_産経WEST

「人数不足、分かるでしょ」妊娠で休暇申請の部下に女性警部補がマタハラ_産経WEST

「人数不足、分かるでしょ」妊娠で休暇申請の部下に女性警部補がマタハラ
産経WEST 2024/8/22 13:19
https://www.sankei.com/article/20240822-2GFOXVAIXFPHLIUN57AXY6XUMA/

「妊娠に伴う休暇を申請した部下の警察官にマタニティーハラスメント(妊娠・出産を巡る嫌がらせなど)をしたとして、京都府警が田辺署の50代女性警部補を本部長注意としたことが22日、府警への取材で分かった。8日付。」

「府警によると、警部補は昨年10月下旬~今年2月上旬、妊娠による通院などで休暇を申請した部下の女性警察官に対し、「人数が足りていないこと分かるでしょ」「周りの人が休暇を取れなくなるってことを考えて」などと発言した。」

 では、この上司は、どう対応すべきだったのでしょうか。

 この部下だけでなく、全体最適化を図る中での発言だったことは明らか。
 他の職員から苦情を言われてもそれは理解を求めろで済ませるのですかね。

 なんか、人の世の中は、人が住む前提ではない世の中になっていきつつある気がします。
 そんな生きにくい世の中、誰が住むのだろう。

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2024/08/20

「お客さま第一」認識改めを(池内裕美教授)産経WEST

「お客さま第一」認識改めを(池内裕美教授)産経WEST

お化け屋敷で酒に酔い演者に顔面キック あごを骨折させた空手有段者とテーマパークの責任
産経WEST 2024/8/16 08:00 弓場 珠希
https://www.sankei.com/article/20240816-NNNNZQMN25IDFFXXPWOSU7RSQQ/

「飲酒後に入場し、空手の有段者ながらお化け役のあごを蹴り上げた利用客。自身の責任を部分的に認めつつ、こうした事態に備えた訓練が不十分だったなどとしてテーマパーク側の4つの安全配慮義務違反を訴えた」

 事件は強烈すぎるのですが。
 これを訴状に書く弁護士さんも、相当覚悟必要だったでしょうね。

 いや、依頼者に言われればやるのが弁護士、なのだとしても。

 で、処方箋の話として、やはり、お客様第一主義への反省が。

「悪質クレームやカスタマーハラスメント問題に詳しい関西大の池内裕美教授(社会心理学)は「施設側は、あらかじめ利用客に対して何が迷惑行為に該当し、発生時にはいかに対処するのかを明示しておくと、実際にトラブルが生じた際に対応しやすくなる」と助言する。

また、利用客自体も『お客さま第一』といった認識を改め、利用する施設の注意事項をしっかりと把握し、相手の立場やサービスの範囲を理解した〝賢い消費者〟としての行動をとるべきだ」としている。」

 今の世の中の行き過ぎについて、早く是正する仕組みを真剣に考えないと。
 取り返しのつかない事件が幾つか起きてしまう、のだろうなと。

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2024/05/29

知らない間に不妊手術を強制していた旧優生保護法_TBS NEWS DIG

知らない間に不妊手術を強制していた旧優生保護法_TBS NEWS DIG

 びっくり。


北さんは宮城県内の児童福祉施設で暮らしていた中学生のころ、国の施策によって人生を大きく狂わされました。

施設の職員
「悪いところがあるかもしれない」

ある日、施設の職員にこう告げられ、病院に連れていかれました。

北三郎さん
「産婦人科って書いてあったから『ここ違うんじゃないの?』。先生は慌てて『他の病院が混んでいるから、ここに決めたから』」

麻酔を打たれ、意識はもうろう。気づいた時には下半身の痛みで歩けなくなっていました。知らぬ間に不妊手術を受けたのです。

「言ったら離婚と思っていた」 不妊手術強制され妻にも言えず 「旧優生保護法」あす最高裁
TBS NEWS DIG 2024/5/28(火) 16:47配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/1a5059b87dffbb36caeb5d8f08892326c7507b02


 いや、ナチス・ドイツって言葉を安易に使う人多いですが。
 これこそが、ナチス・ドイツ的な思想によるものじゃないの、という。

 で、これって、損害賠償がどうのこうのではなくて。
 どうしてこのような思想が問題視されなかったのか。

 そこを突き詰めていくべきでしょうね。

 いや、当事者が損害賠償を求めるのは、当然によろしいのですが。
 社会は、それで済ませてはいけないというか。

 誰かを批判するというよりも、我々自身の社会の中にある病理を見つけるべき。

 どこかに研究書とかないのかな、ですが。
 思想的に色が付いていないもの、があるかどうかだなぁ。

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